オルセー美術館展
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父から12日までの期限付き招待券をもらっていたオルセー美術館展
雨が降っているし、どうしようかな~と思いつつ、疲れている時は美しいものを見るのが一番、と会社帰りに行ってきました。
まずはすっごい人でびっくり。絵を鑑賞する人口密度ではありませんな、あれは。
いつもの通り、ザーッと最後までひと通り見て、19時半の閉場後、最初に戻って空いたところをお気に入りひとつひとつをゆっくりじっくり見ていくパターンで。

オルセーはパリに行った時に行っていますが、近代絵画にあまり興味がない私はよく覚えておらず・・・(汗)
絵よりも美術館の建物そのものの方が記憶にあります。↑この時計とか。
駅舎だったことを彷彿とさせるアーチを描く高い天井。
繊細さと頑強さが同居する美しい建物です。




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お気に入りは、

・モローの「オルフェウス」
オルフェウスの首と竪琴を抱く乙女の、細かな服の装飾。透かしの入った布の美しいこと。
こればっかりは図録じゃ分からない。モローの絵は出来るだけ実物を見てみたいと思う。
・ゴッホの「星降る夜」
あの狂気を感じる「星月夜」を描いた人の作品とは思えないほど静寂さを感じる絵。
絵の前に立つと、まるで本当に星空にひとり佇んでいるように思う。すごいなぁ、ゴッホ。
情熱のほとばしりそのものの様な筆致のゴッホだけど、この絵の隣にある彼の寝室の絵はとても丁寧に筆が使われていて、彼の繊細さを感じました。
大胆な色遣いと対照的な丁寧な筆遣い。
ゴッホをあまり好んで見なかった私にとっては意外な発見。
・アンリ・ルソーの「蛇使いの女」
ルソーの絵は、見ているだけで楽しい。彼が空想で描くジャングルは、どこかにありそうででも絶対にこの世に存在しない異次元性を持っていると思う。
ぽっかり浮かんだ月が、この世と繋がっているように思わせる。

そのほか、ドニの「木々の中の行列」やヴァロットンの「ボールで遊ぶ子供のいる公園」などに惹かれました。
ナビ派に興味を持つなんて、自分でも意外・・・


さて、相変わらず絵よりも額縁に眼が行ってしまう私。
この展覧会の私のお気に入りを。

・セザンヌの山の絵の額縁。 あまりのゴージャスな額縁の彫刻に、シンプルな山の絵が負けとるんじゃないかと思う私。
 何故、この絵にこの額縁!?こういうものなのかな?とにかくセザンヌの絵よりも額縁にびっしりと細かく施されたレリーフに眼が釘づけ。
・ゴーギャンの農婦の絵の額縁。 これってどういう木なのでしょうか?白っぽくてまるで陶器のよう。貝を思わせる装飾が美しかった。
・ポール・セリュジエの「ナビに扮したポール・ランソン」の額縁。 濃い色の板に描かれた植物をモチーフにしたであろう装飾が妖しげで、2次元の装飾であることがかえって絵を際立たせていると感じた額。

以上、独断と偏見の額縁ベスト3です。
本当はあまり行く気が無かったオルセー展ですが、行くとやっぱり生で見る絵はいいな、と思います。
億劫がらずにもっと美術展に足を運ぼうっと。


(画像は2001年に行った時にフィルムで撮ったものです)
by ruki_fevrier | 2010-07-10 13:35 | 日々 | Trackback | Comments(0)
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