還暦のお祝い
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昨晩は指導教授の還暦祝いのパーティーでした。
数日前まで当日の案内をよく読んでおらず、「どこのレストランだっけ~?」と呑気にファイルを開いたら、なんと船上パーティー!
案内には「予定時刻には出航を余儀なくされますので、時間厳守にご協力のほどお願い致します」の一文が・・・
うん、幹事さん、うちの研究室の人間の性格をよくわかってる。
私だってこの文章なかったらギリギリに行きそう=下手したら遅刻だったもの。(^^;

教職につかれてから23年、その間に関わった方、教わった方が100名以上集まった昨晩のパーティー。
先生の意外な一面も知れて、ものすごく楽しかった!
先生、開成中・高→東大コースの方だったのに、入試の年に東大紛争で東大が受験できず他の大学に行かれたとか。
なので、その大学では「スーパー○○大生」と言われていたらしい。
見た感じすごーくおっとりだし、腰は低いし、どっちかっていうと天然で可愛い先生。
能ある鷹は爪隠す、とはこのことね。改めてすごい先生に指導してもらっていたのだと実感しました。

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出席者一同からの贈り物のひとつは、先生を表す文字の書。
幹事会が選んだ文字は、教・閑、智、遊の4つ。
閑は、暇という意味ではなく、恩師から「春風駘蕩」と評された先生の人柄から選んだとか。
遊は、先生の多芸多趣味を表しています。ハム、船舶免許の国家資格、自作のオーディオ、かなりおカメラ好き、スキーは上級者・・・真面目いっぺんではなく、「教職者としてあるまじき麻雀」と評される麻雀をなさるとか。

乾杯の挨拶をされたK女史が「先生は研究の楽しみを教えてくれた」と仰った通り、先生とのフィールドワークは本当に楽しくて、みんなそれに魅了されてしまった人ばかり。
遊び心豊かで、結果遊びを仕事にしてしまった先生。見習いたいけど、凡人には無理~~~。






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パーティーでは久しぶりにお会いする方々がいっぱいで、まるで院生時代に戻った気分でした。
メールで丸投げした修論仮提出原稿を根気強くアドバイスしてくれたF氏。
修論の結論で先生と折り合いがつかず、半泣きな私を励まして新年早々データを見てくれたD女史。
当時助手で、修論発表会のレジュメの〆切りなどで便宜を図ってくれたK女史。
もー、このお3方には一生足を向けて寝れません!

研究室のOBで、いつも研究会を和ませてくれたS先輩とT先輩。
お二人ともお忙しくて、最近は研究会どころか飲み会でもあまりお会いできなかったのですが、昨晩は久々にいらしてました。
「私、S先輩に8年借りっぱなしの本があるんですよね」と白状したら、「そうだっけ?あ、でも思い出した。なんか高そうな本だよな~。また今度でいいよ」なんて会話して。
そう、あれは絶版の貴重な本なのですよ。先輩、呑気すぎ。(笑)

修論の参考文献で相当引用し、「いつかこんな論文が書けたら・・・」と思っていた二人のS教授にもお会いしました。
実際にお会いし、お話が出来る日がくるなんて夢にも思っておらず、めちゃくちゃ感激しました。
お二人とも指導教授を同じく、すごく穏やかで素敵な方でした。
研究者としてはすごくても人としては・・・な人が多いこの世界。
指導教授はその両方を持つ方なのだけど、類は友を呼ぶんだなぁとしみじみ思いました。

とにかく閉会まであっという間の2時間半。
帰りはD女史とK女史とお喋りにしながら電車に揺れら、すごーく幸せ。なんか落ち着くんですよね~。
お二人とも数年前にドクター論文を書かれ、今はちゃんと教職につかれています。
憧れのお二人です。

ひとりになった帰り道。
院を出て、早4年半。戻る目処すら付かず、研究も全く進んでいません。
もう半分諦めてかけていました。
だって、先生の定年まであと5年・・・ドク論、無理なんじゃないか、と。
そもそも、自分の問題意識はどこにあるのかさえあやふやで、修論をどう発展させていくかのアイディアすら出てこない。絶望的だわ、と凹みつつ、帰宅。

でも、今朝、ふととあるキーワードを思いつきました。
それが、私が修論で書いた「なぜ・・・なのか」の答えを一般化する突破口になるかも?なんて思ったりして。
キーワードとしてはありふれています。もう分かり切っているに等しい言葉。
でもそれを取り上げた研究ってあるのだろうか・・・もしかしたら、まだ無いかも。
調べたら既に誰かが掘っていた、となるのかもしれませんが、ちょっと頑張って掘ってみようかと思います。
どうぞ未開の地でありますように・・・

長々と書きましたが、今朝の、この小さな決意をどうしても残しておきたくて。
大好きな先生に、研究で恩返しが出来る日が来ますように。頑張ります。
by ruki_fevrier | 2010-09-05 13:35 | 日々 | Trackback | Comments(4)
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Commented by toramutti at 2010-09-05 18:51
勉強って、要は人との出会いかな、と思います。私も50半ばでオルガンのレッスンを受けることを再開するのですが、去年赴任して来た人との出会いがなかったら、また、春にドイツにやってきた友人と数年前に出会っていなかったら、きっとこの思いは私にやってこなかった、と確信しています。
すぐでなくてもいいんですよね、自分のどこかに思いがあれば、いつか、それがまた、どっこいしょっと持ち上がってくるんだと思います。
楽しくがんばってください!
Commented by ruki_fevrier at 2010-09-05 23:15
toramuttiさん

コメントありがとうございます!
こんな長い文章を読んでくださって・・・

>勉強って、要は人との出会いかな、と思います。

本当にそうですね。
2度目の大学は、色々な縁を感じる学生生活でした。
人の縁があって今がある、そう言い切れるくらいに。
toramuttiさんも色々な縁があってのレッスン再開だったのですね。
時期がくれば、自然と立ち上がるものでしょうか。
このまま根っこが生えちゃうんじゃなかと思うくらい重い腰でしたが、
昨日は刺激をいっぱい受けて、今の生活で出来ることをずーっと考えていました。
先生と同じく、研究って楽しい!と思えるようになりたいですね。
はい、楽しく頑張ります!
Commented by sorairoc at 2010-09-07 01:23
rukiさん
rukiさんの小さな決意、ズシンと響くものがありました。
私ものんびりしている場合じゃないなー、そろそろ重い腰上げなきゃなーと思っています。
そうだね、楽しく頑張りましょう!
Commented by ruki_fevrier at 2010-09-09 00:24
sorairoさん

お返事、遅くなってごめんなさい。
昨晩も可愛い同級生と宴で午前様でした・・・(^^;

小さな決意、共感してくださって嬉しいです。
そうそう、アラフォーパワー、まだまだ捨てたもんじゃないって
見せないとね。(笑)
100%研究に捧げる生活は出来ないけれど、自分の出来る範囲で
出来ることから手をつけようと。
一緒に楽しく頑張りましょー!!


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