サリーのクッションカバー
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先日、友達の誕生日プレゼントを選びに行ったショップで、インドの民族衣装サリーの生地をリサイクルして作ったクッションカバーを見つけました。
すっごくカラフルで、あぁインドだなぁと思う柄ばかり。
思わず、自分の分も購入。↑これは私用。(笑)


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こちらは友達のプレゼント用。
アフリカ大好きな彼女は、こういう大地を感じるような色が似合うなぁと思って。

「リサイクルなので、若干のゆがみやシミ・汚れがある場合はご了承ください」と注意書きがありました。
しかも、これ、家では洗えないのだそうです。
お店の方に「ドライクリーニングでお願いします」と言われてしまいました。
異なる素材の組み合わせのため、水で洗うと歪みが出てしまう恐れがあることと、鮮やかな色が多いので色落ちしてしまう可能性があるから、だそうです。

「クッションカバーなのにドライクリーニングかぁ」とちょっと悩みましたが、でもこの2つと無いパッチワーク、しかもサリーだし、と他の国よりも少しだけインドに思い入れの深い私は買う事にしました。






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最初の大学で、東洋史を専攻していた私は、インド近代史で卒論を書くことにしました。
まぁ、バブル世代の卒論ですから、読書感想文に毛が生えたようなもんです。
それでも一応、「インド」と名のつく本は片っ端から買って読みました。
その中に、忘れられない1冊があります。
それは「ダウリー殺人」と呼ばれるものを扱った本でした。
ダウリーとは、英語で「持参金」を意味し、本来は女性が両親から受け継ぐ財産のことだったようです。
それが現代インドでは、「花嫁の父から花婿に贈られる財産」と考えられ、花婿側から花嫁側に現金や耐久消費財で要求されるものになっているそうです。
高額なダウリー目当ての結婚の結果、嫁ぎ先でひどい扱いを受け、挙句に死んでしまう花嫁もいる・・・
カーストも絡んで起きるこの悲劇に、当時の私にはとてもショックを受けました。
夫に石油をかけられ、サリーとともに焼かれていく少女。高額なダウリーが払えないために縁談が決まらず、疲れ果ててサリーの端を巻き付けて首を吊った三姉妹・・・
実際には見ていないのに、本に掲載された事件の記事や写真からそれらの光景を想像してしまって、呆然とした私。
その本を読んでから、私にとってサリーはただ美しいだけのものでは無くなってしまいました。
そしてインドに対しても。

インドへは、20歳の時に行ったきりです。この本を読む前でしたし、たった10日ほどだったのでインドの深い部分を感じずに帰ってきました。
あの本を読んでから、もう20年。インドの女性を巡る環境は、変化したのでしょうか。
パッチワークされたサリーの生地をなぞりながら、このサリーを着ていた女性たちが皆幸せな人生を送っていたらいいな、と思わずにはいられません。

インドのこと、別件でも思い出したことがあり、書き残そうと思いつつ早数ヶ月・・・
せっかくタージマハルの写真とかスキャンしたのに、この体たらく。
いつか書けるといいのですが・・・
by ruki_fevrier | 2011-05-03 23:37 | 日々 | Trackback | Comments(2)
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Commented by a-monly at 2011-05-04 02:57
サリーのパッチワークのクッションカバー、素敵だなぁ~
なんて思っていたら、、衝撃なお話が後半に。。
そんな事実があったなんて・・・今は、環境が変化していたら良いな。。
rukiさんはインドに行ったことがあるのですね~
私は高校生の頃から「絶対に行ってみたい」と思うインドだったのに、色んな話や映像を見るうちに、いつぞやその気持ちが薄れていってしまいました^^;
でもやっぱりタージマハルは見たい!
お写真、楽しみにしてますよ~~~♪

↓ さきほどまで、お花たちの美しい姿にうっとり魅入っていました。
Commented by ruki_fevrier at 2011-05-04 10:26
a-monlyさん

おはようございます。
そうなの、後半、読んだ方はびっくりしちゃうかなぁ、と思いつつも書いちゃいました。
ちょっと検索かけたら、まだまだ農村ではダウリーの習慣で被害を受ける女性が多いようです。
でもそういう人たちを救って自立の手助けをする団体があるようで、少しホッとしました。

あの広大な国土のほんの一部しか見てませんが、とても面白い国ですよ。
日本と何もかもが違って。楽しい10日間でした。
でもやはり辛いものも目に入るし、、、色々考えさせられることはありましたね。
タージマハルは、、、すごく美しい。でも聖と俗、両方が感じられる場所です。
ぜひ行って感じてください!
あはは、そうそうタージマハルの記事ね、アップ出来るといいなぁ。

お花の写真も見てくださってありがとうございます。
早く薔薇が咲かないかなぁと思って毎日庭を眺めてます~


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