フェルメールからのラブレター展@Bunkamura ザ・ミュージアム
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今年はいつにも増して、展覧会に足を運んだ一年でした。
今年最後の展覧会は、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「フェルメールからのラブレター展」。

Bunkamuraでフェルメールは2度目。
前回も今回も、同級生ふうちゃんと一緒です。

開催直後だったので激混みを覚悟して行ったけど、意外にもそれほどではありませんでした。
もちろん混んでましたけど・・・年末だからなのかしら?

今回、フェルメールは3作品。
「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」。
特に「手紙を読む青衣の女」は、修復でラピスラズリの青がより一層際立ち、フェルメール・ブルーが美しい作品でした。
贅沢に、背景の白壁の下地にもラピスラズリが使われているとか。
青みがかった白壁が、目にまぶしい白さでした。






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この展覧会は、17世紀のオランダで「手紙」というコミュニケーションツールが発達した背景と展開を絵画で紐解きます。
4章構成で、1章は当時の人々のしぐさを通したコミュニケーション、2章は家族の肖像画などを通して家族間のコミュニケーション、3章は当時の仕事や職場における文書というオフィシャルなコミュニケーション、そして4章が手紙というツールの個人的なコミュニケーションを絵画で示しています。

「家族」と「手紙」、それぞれの持つ意味がすごく対照的な気がして面白かった。
「家族」は、新興の市民階級にとってとても大事な基盤であっただろう。
商売で成功した人が画家に描かせた家族の大きな肖像画を見ていると、慎ましいプロテスタントの彼らががむしゃらに働くのはこの家族のためなんだ、と強く感じさせられました。
同時に、その家族は強い絆で結ばれ、なかなか外部の人を受け入れない壁を持っているように感じます。

その一方で、「手紙」はその壁を突き破り、個人と個人を繋げるツールとなる。
室内や、家族の横で夢中で手紙を読む女性の顔を見ていると、手紙を読む一瞬、彼女は家という壁に囲われた中から飛びだし、愛しい人に思いを馳せているのだと想像する。
「手紙」というのは個人と個人を繋げる初めてのツールであった、と改めて実感させられた展覧会でした。
当時、「手紙の書き方」なんて本もあって、内容はかなり実用的でラブレターの書き方に結構ページが割かれていたとか。


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今回の3作品中、一番好きなのはこの「手紙を書く女」。
彼女の柔らかな表情と、美しい真珠の輝き、そしてデスクの上の小箱に施された銀細工のきらめき。
どれもこれも大好き。

↑ひとつ前の画像はミーリス親子による「手紙を読む女とトリック・トラック遊びをする男たち」。
手前の絨毯がまるで写真のように精緻で、見入ってしまった。


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ミュージアム・ショップを物色していて、そういえばこの本を持っていることを思い出しました。
林綾野さんの本は『モネ 庭とレシピ』も持っていて、モネの本からは料理を作っているけど、まだこの本からは何も作って無い。
年末年始はオランダ料理でも勉強しようかな。


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展覧会の後はドゥ・マゴ・パリでお茶。
ケーキはこの展覧会限定のチョコレートケーキしか残って無かった~(涙)
うぅ、タルトが食べたかったのに・・・
このケーキ、お味はイマイチ。(隣のアイスは、ふうちゃんが注文したマロンアイスです)
でもカフェオレは美味しかった!珈琲とミルクが別々にサーブされ、自分でブレンドするのです。
たっぷり3杯は飲めたわ~。
いつものごとく、数時間喋りっぱなしで気付けば閉店のお時間。
夜の9時なのにガラガラの電車に乗って家路に着きました。さすが年末!
年末の美術鑑賞、意外にいいかも?
by ruki_fevrier | 2011-12-30 14:50 | | Trackback | Comments(0)
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