ザ・ベスト・オブ山種コレクション@山種美術館
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3連休初日は、この方と山種美術館へ。
去年から開催中の「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」。
前期は見に行けなかったけど、後期はどーしても見たい絵があったので、開催直後で混んでるだろうなと思いつつ行ってきました。


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どうしても見たかったのは、この絵。
東山魁夷の「年暮る(としくる)」。
大晦日の京都を描いた絵。
大晦日の夜の独特の静けさが、青い画面としんしんと街に降りそそぐ雪から伝わってきます。
深夜の街に響く除夜の鐘が聴こえてきそうです。

川端康成の「京都は、今描いていただかないと、なくなります。京都のあるうちに、描いておいてください。」という言葉で描かれた「京洛四季」の1枚。
この絵が描かれたのは1968年。それから40数年。
ホテルオークラから見た街並みが当時と同じということは、もちろん無いでしょうね・・・






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日本画の知識はホントに無くて、画家の名前も初めて見る人ばかり。
この絵は福田平八郎「牡丹」。
31歳の時に描かれたもので、古典的な画法で描かれている。
一緒に展示されていた50代の作品「筍」のポップな画風とはまるで違う、とても写実的な絵。
「これを31歳で描いたの~~~!?」とブースカさんと唸る。

速水御舟の「牡丹花」は対照的に墨絵で描かれた黒牡丹。
写実とは対極にある黒い牡丹。これも良かった。


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山種は御舟の絵を多く収蔵しているとかで、そのせいか、御舟は7作品が別室に展示されていました。
有名な「炎舞」も素敵でしたが、それよりも心奪われたのがこの「白梅」。
「紅梅・白梅」という対の絵の片方です。
三日月と白梅、こんな構図、私には思いつかない・・・

春まだき、冷えた夜に浮かぶ白い花と薄い月。
なんて幻想的な風景・・・御舟の描く世界にすっかり魅了されました。

山種に行ったのは今回が初めて。
日本画の奥深さに触れ、すごく面白かった。
行きづらい場所だし、夜間開館はやってないから平日は行けないし、とハードルが高い美術館だけど、また行こう。
3月には桜の特別展が開催されるらしい。
花見もいいけど、日本画の巨匠たちが描く桜に溺れるのもいいかも。
by ruki_fevrier | 2012-01-09 18:18 | | Trackback | Comments(8)
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Commented by miya at 2012-01-10 08:28 x
初めまして!
美しい写真の数々に魅了され、
時折拝見させて頂いてます!

日本画での花見って素敵なアイデアですね!
今回の日本画の紹介も大変参考になりました。

今後も色々参考に訪問させて頂きますね!
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-10 23:10
miyaさん

はじめまして!コメントありがとうございます。

日本画でお花見、我ながらいいアイディアだと思いました!うふふ。
桜、きっと沢山の日本画家が描いてきたと思うんですよね。
それこそ、百花繚乱。画家それぞれの桜が見れるんではないかと。
なんたって日本人の心の花ですもの~。
日本画、全く詳しくないのですが、参考になりましたでしょうか・・・
今後も独断と偏見で気に入った絵などをアップしてゆきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by xiangpian at 2012-01-11 02:16 x
東山魁夷のこの絵、私もすっご~~~く好き。   東山魁夷の絵を、初めて見たのは三越で展示会をしていた東大寺の屏風絵が初めてだったけれど、それこそ、吸い込まれるような美しさでした。
ボタンの絵もシノワズリーな雰囲気でいいですね~
梅もいい。  パリのインテリアショップにね、桜の屏風絵が飾られいて、ひとめぼれ。  名画のコピーでいいから、素敵な屏風絵なんかを、ソファーの上のところに飾るインテリアに、昔から憧れています。
オランダの美術館も、名画の宝庫よ、楽しみにしていてね★
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-11 23:20
xiangpianさん

まぁ、同じ絵が好きなんて嬉しい~♪
京洛の四季シリーズはほとんどが風景なので、街並みが描かれているのは珍しいよね。
それだけでも、魁夷がこの眺めを愛し、残したいと思ったのだろうなと分かります。
屏風絵ね、私も山種で平山郁夫の屏風絵を見て、いいわ~~~!!って思いました。
あの、屏風独特の形状を生かした絵って迫力あるよね。

>ボタンの絵もシノワズリーな雰囲気でいいですね~

おっ、さすが!
牡丹の絵は、中国の古典的な画法で描かれているらしいので、そういう雰囲気が出ているんだと思う。

桜の屏風絵か~。いいね~。家でお花見出来るじゃん!
ソファーの上に屏風絵、やってやって!
そうそう、マウリッツハイス美術館でフェルメールを見るのを楽しみにしていたんだけど、
なんと6月は日本に来てるらしい~~~!!なんてこと!!
オランダで見たかったのに・・・
でも他にもあるもんね。楽しみ楽しみ。
Commented by xiangpian at 2012-01-13 07:23 x
たびたび御免ね~   三越で展示されていたのは、東大寺の屏風絵じゃなくて、唐招提寺の襖絵だわ。 ダブルで間違った、恥^^;
で、え? マウリッツから、まさか、あの青いターバンの少女が日本へ行くの?  あの目玉が?   そりゃ、ないよ~ 泣く。  手紙を読む女子の絵は、昨年から日本中を渡り歩いているらしいけど。 あと、国立美術館のほうにも、フェルメールの絵があるのよ。 アムスでもなにかしら見られるからご心配なく。
Commented by soleiljap at 2012-01-13 10:29
山種美術館いかれたのね!
私は、近々予定しています。
こちらの美術館は、2年前に引っ越してきて建物もとってもきれいなんですが、少し駅から歩くのですよね。
楽しみです。またレポートしますね。
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-14 13:46
xiangpianさん

おぉ、襖絵ね。唐招提寺は絵になるからね~。
あの天平時代の金堂、おおらかで美しいよね。

そうそう、あの青いターバンの少女が来日するのよ!!
いつもなら嬉しいけど、今回はちょっと嬉しくない!(笑)
国立には牛乳を注ぐ女があるよね。もう、それを楽しみに行くわ。
レンブラントも見たいしね。
大丈夫、ちょっと残念なだけで他に思いっきり期待してるから!!
a-monlyさんの旅行記読んで予習しなきゃね。
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-14 13:47
soleilさん

はい、行ってきました山種!!
後期開始直後で混んでるのは分かってたんですけど、行っておかないと
間際は厳しそうだったので。
あの坂を、寒い中歩くのはちょっと辛いですよね~。
でも素敵な絵が待ってますから!!
soleilさんのレポ、楽しみにしてます!どの絵を気に入られるかしら~。


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