歌川国芳展@森アーツセンターギャラリー
d0165723_16272633.jpg


毎度のことですが、会期終了間際に慌てて行くのを止めようと思いつつもまた同じことの繰り返し。
森アーツセンターギャラリーで開催中の「歌川国芳展」、展覧会自体は2/12までですが、前期と後期でほとんどの絵が入れ替わるため、1/17までに前期展を見に行かねばなりません。
で、前日の1/16、仕事を切り上げ、ちいバスで六本木へ。
半休取って昼間に見に行っていたブースカさんが本当に羨ましかった!

西洋の版画集を集めたりして西洋画の画法も研究していた国芳。
遠近法を用いたり陰影をつけて立体的に見せるなど、彼の浮世絵は奥行きと迫力があります。
それと、このチラシの金太郎の絵のように、大きさを本来のサイズとは異なった描き方をしたり、構図がすごく凝っていたりと、見ていて本当に楽しい絵ばかりでした。
思わず笑ってしまう絵がいっぱい。


d0165723_16484482.jpg


でも、面白い絵ばかりじゃなくて、見惚れるほど美しい美人画もたくさん。
私が一番魅せられたのが肉筆画の「夏衣美人図」。
着物の柄は藤ですが、本来の色ではなく群青で描かれています。
この群青と緑青の間のような微妙な色に、裾からちらりと覗く襦袢の赤が効いてます。
そして黒の帯・・・なんて粋なんでしょ!








d0165723_16523883.jpg


国芳は染物屋に生まれただけあって、着物の描き方がすごく素敵です。
この「清月の月」に描かれている浴衣の柄は雪の結晶。
当時、この雪模様が流行ったとか。
着物の柄だけ見てても楽しい。

最後の方にあった「勇国芳桐対模様」という、国芳とその一門を描いた作品の着物も、それぞれの個性が出てて見飽きない絵でした。
背中を見せる国芳の着物がまた派手で。黒い枠に菊、龍、牡丹に虎。
さすが親分!って感じです。

それにしても、こんな細かな絵を版木にする職人の技ってすごいなぁ。
国芳という才能ももちろんすごいけど、版木を作る当時の職人はホントにすごいなと思いました。
彼らがいなければ、こういう浮世絵は存在しないんですものね。


d0165723_1744280.jpg


前期終了間近とあって、平日の夜にも関わらず結構な人でした。
もちろんショップコーナーもすんごい人。絵ハガキ買うのにあんなに苦労したのは初めてかも。
そんな押し合いへし合いの中見つけた干菓子セット。
国芳展オリジナルです。可愛いー♪


d0165723_1773994.jpg


今日みたいに冷たい休日は、あったかい部屋で熱いほうじ茶すすりながら干菓子を食べてテレビ見る。
これがサイコー。


とにかく、見る絵見る絵が面白く、楽しくてしょうがなかった国芳展。
後期は早めに行って、ゆっくり鑑賞したいです。
さー、いつ行こう?
by ruki_fevrier | 2012-01-21 17:19 | 日々 | Trackback | Comments(9)
トラックバックURL : http://rukidays.exblog.jp/tb/15305361
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2012-01-22 00:13
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-01-22 00:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yuki at 2012-01-22 09:56 x
この展覧会は本当に楽しみにしていて、昨年末の平日に見に行ってきました。もちろん後期も見に行きます。迫力あり、美しさあり、構図の大胆さあり、猫たちへの愛ありと、見ている絵、どれも楽しめました。顔が自然と笑っていて・・かなりアヤシイ人状態でしたわ。

浮世絵を見る度に、これを彫る人・刷る人達の技術もすごいよなぁと、思います。

あ・・お干菓子・・見逃していた。。。
次回買って帰ろう。。。
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-22 23:13
鍵コメ様

こんばんは~!
そう言っていただけると、アップした甲斐があります!
そうそう、水墨画、渋い世界ですよ。
あの縦長に描かれる世界っちゅーのもなかなか奥が深くて・・・
表装、面白そうですよね。お教室もあるんですね~。
鍵コメ様なら絶対素敵に仕上げそう。時間が出来たらいいですね。

金魚と猫、ふふふ、そうですね。
猫がまた、漫画チックでなんとも。
骸骨はさすがにございません・・・あってら食べる気、無くなりそう~。(笑)

メアド、ありがとうございます!
後でメールさせていただきますね~。
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-22 23:16
yukiちゃん

お、やっぱり行ってましたか!
平日に行くのがベストよね。作品数が多いし、版画だから近くに寄らないと
よく見えないし、普通より時間がかかりますよね。
そうそ、私も顔が自然と笑っちゃって、かなりアヤシイ人だったと思うよ。
でもみんなそうだったんじゃないかなぁ。
いつもの展覧会よりみんな笑顔だった気がする。

干菓子、美味しいよ。
後期でぜひ買ってみて!
後期も楽しみだね~。今度こそ、半休でいいから有休取ろう!!
Commented by boosuka1220 at 2012-01-22 23:56
rukiさん こんばんは〜
いやー。。ゴリ押しで半休取って行った甲斐がありました。。
土曜日には凄い混雑を体験したので。。
国芳は染物屋の子だったんですねー。
もう着物の柄が精密で、版作る工房でも「え!?マジで?」って
揉めたんじゃないでしょうか?
構図も抜群にカッコいい、ニャーや金魚達もユーモラスで
暖かい気持ちになる絵。また国芳自体がカッコいいっすね!
ウィキペディアに掲載されてた国芳の後ろ姿に惚れました♥
後期も行きます〜。
Commented by ruki_fevrier at 2012-01-24 00:20
ブースカさん

こんばんは~
いいなぁ、半休。平日の昼間ならじっくり見れるよね~。
夜はやっぱり結構人がいて、にゃーのコーナーなんて、閉館間際でも
すごい列だったよ・・・
土日の混雑は想像を絶するね。写楽も凄かったもんなぁ~。

そうそう、職人さん、絶対に「マジで!?」って思ったよね。(笑)
こんな細かいのをやらせるのか?って。
しかも陰影つけるなんて、それまでは無かっただろうし。

私の一番好きな金魚は、いかだ漕いでるやつ~。
尾びれをちょいと止めて、粋な金魚だったわん。
なんでポストカードが無いのかしら!

国芳、カッコいいよね!!wikiの後ろ姿って、あのどてら着てるやつ?
私はやっぱり御一行様を先導している国芳かなぁ~。
でもきっと、wikiの方が若い時だよね~。若さがある!
Commented by desire_san at 2012-02-06 14:56
こんにちは。

私も「歌川国芳展」に行ってきましたので、楽しく読ませていただきました。

私はこれを機会に「歌川国芳」の芸術について私なりにレブューを書いてみました。
ぜひ読んでみてください。

どんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると嬉しいです。

Commented by ruki_fevrier at 2012-02-08 23:45
desire_sanさん

こちらにもコメントありがとうございます。
これは前期の記事で、週末には後期の記事をアップしたいなぁと思います。

いつも芸術に深い造詣がおありのdesire_sanさんの記事、とても楽しみです!


<< Darwinara Charm 朝日聡子展@Gallery Q >>