2つのVesper


冷え冷えとした金曜の夜、モーツァルト連という団体の演奏会を聴きに行きました。
1/27はモーツァルトの誕生日だそうです。
曲目は、1部が「魔笛(抜粋)」、2部がモーツァルトの宗教曲「Vesperae solennes de Confessore KV339」。

Vesperae(英語ではVesper)とは、キリスト教の晩の典礼のことで、晩課とか晩祷と訳されるらしい。
これは故郷ザルツブルクのカトリック教会のために作られた曲で、これがザルツブルク時代の最後の曲だそうです。
モーツァルトの音楽はどちらかというと苦手なのだけど、レクイエムは大好きで良く聴きます。
宗教曲とは相性がいいのかも。

このミサ曲は初めて聴いたのですが、最初の数小節、思わず泣きそうになりました。
ひとりで部屋で聴いていたら、間違いなく涙を流してたと思います。
レクイエムを初めて聴いた時もそうだったのですが、モーツァルトの旋律は考える余地を与えてくれなくて、条件反射のように涙が出るんですよね~。なんなんだろう、あれは。
耳から入った旋律が、脳で認識される前に心臓に届いてギュッと掴まれる、そんな感じです。











この演奏会でもらった別の合唱団の演奏会案内チラシで知った、ラフマニノフの「Vespers OP.37(晩祷)」。
同じVesperでも、ロシアなのでこちらは東方正教会の晩の典礼を意味します。
ラフマニノフのミサ曲なんて初めて聞いたので、昨日山野楽器でCDを探して早速聴きました。

伴奏なしのアカペラで、重層的な音楽です。
東方正教会では楽器を使用してはいけないのだそうです。
複数のメロディーが絡み合うように進んでいく。
華やかさとは無縁の、ロシアの厳しい自然を感じさせるような音楽です。
↑これは第1曲の「Come, let us worship」。

2つのVesper、雰囲気は全然違うけど、両方とも好きです。
今日は朝からこの2つを聴きながらのんびり。
by ruki_fevrier | 2012-01-29 16:17 | | Trackback | Comments(0)
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