ルドンとその周辺―夢見る世紀末@三菱一号館美術館
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今日まで開催だった「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末」展。
あまりに奇抜なチラシに驚き、行く気を削がれていたのですが、この方が「行かなかったら後悔したと思う」と書かれていたので少しだけ興味復活。(笑)
いよいよ会期終了間際になり、改めてサイトをチェックするとモローの絵も展示されていることに気付き、「これは行かねば!」と先週木曜日に行ってきました。
インフルエンザ後、初の寄り道~。


黒の時代、色彩の時代、ルドンが影響を受けた画家、ルドンが影響を与えた画家、そんな構成でした。
ルドンを深く知るにはもってこいの展覧会だったと思います。
ただ、作品数がそれほど無いだろうと勝手に思っていたら、「周辺」の画家の絵がかなりの点数あり、会社帰りの1時間ではとても時間が足りませんでした!
最後は早歩きで・・・







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最初は黒の時代の版画やリトグラフなど。
「夢のなかで」や「エドガー・ポーに」など、彼の内面にある世界観を表すような不思議な絵が並んでいます。
神秘的だったり、陰鬱だったり、かなり暗めのルドンの黒。
でも「蜘蛛」や目玉も気球のようにちょっとユーモラスなものもある。


色彩の時代では、今までの反動か?と思うくらいカラフルな色で描かれて、彼に一体どんな心境の変化が起こったのかと思うほど。
日曜美術館では、結婚が転機だったと言っていました。
夫人との出会いがルドンに色彩の世界をもたらしたのでしょうか。
オフィーリア、オルフェウス、スフィンクスあたりがとても印象に残っていて、好きです。
とても柔らかで温かい色合いの絵。黒の時代には想像もつかないカラフルな世界です。


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モローは2点来てました!
「ピエタ」とこの「聖セバスティアヌスと天使」。
ピエタは、まるでその場に居合わせたような臨場感があり、心に迫るものがありました。

「聖セバスティアヌスと天使」は、これぞモローっていう妖しい美しさで溢れた絵。
小さいのに、すごい存在感です。
もー、かぶりついて見たかったのだけど、なぜか見上げないと見れない位置にあり、近寄れない!!
ちょっと、この展示方法ってどうよ、と思ってしまいました。
うーん、いつか岐阜県立美術館に見に行こう。


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モローの弟子、デヴァリエールの「アフロディテ」。
この画家のこと、あまり知らなかったけどもっと知りたい!!
ナビ派とも繋がりがあるらしいデヴァリエール。これからちょっとチェックしたいと思った画家です。


今回の目玉、「グラン・ブーケ」は本当に大きな絵でした。(1枚目の画像は一部です)
しかもパステル画なんて・・・一体どんだけのパステル使ったんだろうか。
ルドンのパトロンだったドムシー男爵。彼の城の食堂の装飾画の1枚だそうです。
ルドンの描く花は、現実と空想をさまようような不思議な雰囲気がします。
ふわふわ、ふわふわ・・・
ルドンの幸せ気分が伝染する絵だなぁと思いました。
確かに、見に行って良かったと思う展覧会でした。miya様、ありがとうございます~!!
ただ、やっぱりあのチラシはどうかと・・・(笑)
by ruki_fevrier | 2012-03-04 23:08 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by lilymiya at 2012-03-05 11:42
私のつたないBlog・・・すみません(汗)
でも行って観て良かったでしょ~♪
ルドンの白黒、嵌りました、目玉とか蜘蛛とか可愛いですよね、ポストイットなどなど購入しちゃいましたもの。
岐阜の美術館、私も興味津々なの、・リニューアルオープンされたらしいですし。
往復6時間、日帰りは辛いかなぁ・・・。
Commented by ruki_fevrier at 2012-03-05 20:18
miyaさん

こんばんは!
miyaさんのお陰でルドン展、行く気になって良かった!!
ホント、行って良かったです。ほとんどが岐阜県立美術館の所蔵品のようですが、
なかなか岐阜まで行けないですものね・・・
往復6時間、日帰りは出来なくはないけど、翌日身体が動かないかも・・・
っていうか、うちからだとプラス4時間ですからね~。無理だ。

図録、買おうかどうしようか迷うくらい、私もルドンの黒にハマりました。
版画集、良かったですよね~
「眼をとじて」も、木炭画の顔が一番好きです。
Commented by ブースカ at 2012-03-05 23:07 x
ルドン展、あれほど行くと息巻いていたのに、
金曜の夜に50度のウィスキーを飲んで撃沈...
土日はグダグダでした。。。私のバカッ!!
子供の頃、画集で「キュクロプス」や
骸骨が鐘ならしてる絵を見てトラウマに。(あれは今も恐い)
いつか克服したいと思います。
チラシ、これまで美術館に興味無かった層にはウケてたみたいですね。
あの様な、敢えて破綻したデザインにするのは
凄い難しいんだろうな〜とは思うのですが.....
私のような凡人には未知の世界です。(笑
Commented by ruki_fevrier at 2012-03-06 00:06
ブースカさん

あらー、そうだったんですね。残念でした~。
こうなったら岐阜県立美術館へGO!!(笑)
ルドンの絵、確かに黒い絵は子供の頃ならトラウマになるかも。
カラフルな絵と黒い絵、同じ画家の絵とは思えないよね。

えっ、あのチラシ、一般受けしたの!?
なんだか安っぽいチラシにしか見えないけれど・・・
私も凡人だから理解できない~

ところで、50度のウィスキーって何何?
最近、飲んでないなぁ・・・ってインフルだったから当然よね。(^^;


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