KORIN展@根津美術館
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GW前の金曜日、招待券が手に入ったので(実は催促して手に入れたんですけど)、雨の中、根津美術館で開催中のKORIN展に行ってきました。

100年ぶりに根津所有の「燕子花図屏風」とNYメトロポリタン美術館「八橋図屏風」が並ぶ本展、本当ならば去年開催されるはずでしたが、震災で1年延期になりました。
「八橋図屏風」は、メトでも1年のうち限られた期間しか展示されないとか。
両方が見れる機会、次は一体何年後になるのでしょうか。

金地に群青と緑青で描かれた燕子花、という題材は変わりませんが、この二つは似て非なるもの。
燕子花だけが描かれた「燕子花図屏風」は花が独特のリズムを刻みますが、たらしこみで描かれた橋が画面を横切る「八橋図屏風」は、橋が描く不規則なラインを燕子花が引き立てる。
なんてモダンな構図なんだろう・・・

「八橋図屏風」の燕子花は、「燕子花図屏風」に比べるとほっそりして花の描き方も繊細です。
こうやって並べてみないと分からないことがいっぱいで、時間のある限り眺めていました。
雨だったので人もそれほど多く無く、ほんの数分ですが絵の前に誰もいない時があり、絵と1対1で対峙できる贅沢な時間が取れました。






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他に、「夏草図屏風」と「四季草花図屏風」等の草花図があり、光琳の描く可愛いタンポポやつくし、エビネ等の花々を堪能しました。

第2室では、酒井抱一が作成した「光琳百図」に掲載された絵と、実物を並べていました。
江戸時代にこんなカタログが作成されていたんだなぁって驚きました。
その中で一番好きな「立葵図」。
立葵、よく母が昔育てていたのですが、イマイチ好きじゃなかったのです。
なんていうか、主張しすぎな花で。
でも光琳が描いた花は清楚で、真っ直ぐ上に向かって伸びるさまが「あぁ、立葵」と思う凛々しさがあって。
思わず、「立葵、育てたいかも」と思ってしまいました。


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この日は雨だったのですが、めげずに庭へ。
雨の庭も風情があってとてもいいんです。
もちろん、天気のいい日だと、木陰はとても良い昼寝場所になります。


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庭の燕子花、この時はたった3輪しか咲いていませんでしたが、今日どうやら満開になったようです。
あーあ、週明けだと盛りは過ぎてるかなぁ。


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まぁ、でも、雨音だけが響く静かな庭を堪能できたからいっか。

そうそう、2階の「螺鈿」が素晴らしかったです!
中国の螺鈿が主なのですが、蒔絵に施される螺鈿と違い、黒地に螺鈿の貝がキラキラと輝きすごく綺麗。
もちろん、蒔絵と一緒も豪華でいいのですが、黒地だと渋くて輝きが増す気がするんですよね。

光琳の燕子花と庭の燕子花、両方堪能しにもう一度週明けに行ってこようと思います。
by ruki_fevrier | 2012-05-05 12:44 | 日々 | Trackback | Comments(2)
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Commented by desire_san at 2012-05-05 13:39
こんにちは。
時々訪問なさせて頂いております。

根津美術館のKORIN展は行きたいと思っていましたので、興味を持って読ませていただきました。
「八橋図屏風」を見る機会はもう来ないと思いますので、会期中に私も見に行きたいとと思います。

庭園の写真もご紹介されていますが、美しい庭園ですね。楽しみです。

私はポロック展を見てきました。私なりにポロックの絵画の何が斬新的か?ポロックの魅力的は何か?について感じるところをまとめてみました。ぜひ一読してみてください。

ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝致します。

Commented by ruki_fevrier at 2012-05-06 20:05
desireさん

こんばんは。
KORIN展、今日のアートシーンでも取り上げられていましたね。
「八橋図屏風」、確かにメトには行くことがあっても、この絵が展示されている時に行ける可能性は低いですよね。
しかも両方並べて、は滅多に見れないと思います。
ぜひぜひ、行ってください!!

お庭もかなり見応えがありますから、時間をたっぷり取った方がいいと思います。
今なら燕子花が満開のようですよ~!!

ポロック展の記事、あとで拝見しに伺います~!!


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