インヴェンション第4番とヘミオラ



先月のレッスンで、インヴェンション第1番と第2番のOKをやっともらいました。
長かった・・・約半年かかりましたわ。
同時にやっていたクーラウのソナチネ作品20も終わり、今の課題曲はインヴェンション第4番とクレメンティのソナチネ作品36です。
普段、2ヶ月に1度くらいのペースでレッスンなのですが、来月は私が海外に行くため、今回は昨日がレッスン日。
1ヶ月しか無かったので、全然ダメダメで・・・
インヴェンションは↑の速さでなんてとても弾けません。
すごーく遅い。
この曲、トリルがどんだけ速く出来るかで曲の速さが決まります。
私はまだ指が全然動かないので、トリルも遅いのです~。(涙)
いつかこの動画くらいの速さで弾けたらなぁ・・・






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第4番は8分の3拍子。
3拍子っていうとワルツの能天気で優雅な感じがイメージだったんだけど、この4番はすごく緊張感を感じます。
なんだか不思議な感じがする曲だなぁって思っていたら、「ヘミオラがあるからよ」と師匠に言われました。

と言われても、「ヘミオラ???」な、私。

ヘミオラとは2小節で大きな3拍子にする、というもので3拍子の曲だけにあるものだそうです。
ヘミオラが入ると、今までのリズムとちょっと変わるので、不思議な感じになるのです。
「へー、そうなんだ」とのんきに聞いていると、「じゃあ、次のヘミオラはどこ?」と質問が飛んできます。
えぇ、もう、焦りまくり。
残り3つのヘミオラを鉛筆で記した後は、ちょっと脱力です。ふぅ。
これから3拍子の曲をやる時は、先にヘミオラを探しておこう・・・





インヴェンションはボロボロでしたが、ソナチネは第1楽章と第2楽章はOKをもらいました。
残るは第3楽章~。もっと速く弾けるように、というご指示があり次までの宿題に。
加えて、クーラウのソナチネ作品55とインヴェンション第10番の譜読みも宿題。ひー。頑張らねば。

先々週、師匠ととあるテノールリサイタルに行った際、伴奏の方によるモーツァルトのきらきら星変奏曲の演奏がありました。
「これ好きなんだよね~」と呟いたら、「ソナチネ全部終わったらね」と師匠。
ははは、いつになったら終わるんでしょうね~。今のペースなら確実に1年以上はかかるなぁ。
と、こんなのんびりペースのピアノ修行が続いております。


そうそう、そのリサイタルで今川節(せつ)という大正時代の作曲家の曲が演奏されました。
北原白秋の「ペチカ」にも曲をつけていて、聞きなれたペチカとはまた違った雰囲気で面白かったです。
ピアノで独奏された曲もすごく透明感のある美しいメロディでした。
貧しい生活の中で、通信講座で作曲を学んだ人なんだそうです。でも肺結核で25歳の若さで他界。
だからなのか、全体的に哀愁漂う曲想でした。
いつか、また彼の曲がどこかで聴けたらなぁ、と思います。
by ruki_fevrier | 2012-05-27 16:07 | | Trackback | Comments(2)
Commented by しろくま at 2014-04-02 02:44 x
はじめまして。
「ヘミオラ」で検索していてあちこち漂流しているうちに流れつきました。
文章に惹かれるものを感じ、他の項目も読んでいるとなにやら共通するものが多いようで…バッハが大好き、ジャズも大好きなのです。趣味でピアノとチェンバロを弾いています。
サッカーは今はほとんど観ませんが、90年のW杯にはバックパック背負ってイタリアに乗りこむほど好きだったことがあります。W杯やEUROはつい観てしまいますね。今の選手がまったくわからないのだけど懐かしい気持ちになります。
年齢もまあ近いことですし、また遊びに寄らせていただきますね。
Commented by ruki_fevrier at 2014-04-03 00:22
しろくまさん

はじめまして!
コメントありがとうございます。
ヘミオラで来てくださったとは・・・!タイトルにしてるにも関わらず、
あまりよく分かってないのですが・・・(^^;
チェンバロが弾けるんですね~いいですね~
バッハが好きだと、チェンバロをやりたくなりますね。
昔友達がやっていて、憧れました。
ピアノは最近は全然練習してなくてそろそろヤバし・・・です。

おぉ、イタリアW杯に現地まで行かれたんですが!すごい!!
当時大学生だった私は、弟と深夜に決勝を見たのを覚えています。
画面が小さくて、細かい攻防があんまりよく分からないのに。(笑)
今年もいよいよ2か月後にはW杯ですね~また寝不足の一か月がやってきます。
ぜひまたいらしてくださいね!お待ちしております~


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