入院記録
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備忘録として、入院と手術の記録を。

10年来の病の根本的解決に踏み切ったきっかけは、この時の友達の診察。
彼女は内科医なので診察はもちろん問診ですが、1年くらい前から「悪化はしてないけど、ちょっとおかしい」と思っていた症状がどうやら他の臓器も圧迫しているらしい、ということが判明したのです。
それまでは症状が悪化すると病院に駆け込んで処置してもらって済ませていました。
その度に担当医から「手術した方が身体が楽だと思うよ」と言われ、「検討します~」と逃げてた私。
まぁ、正直、他の臓器に影響しなければ、今でもそのままにしてたと思います。別に命には係わることじゃないし。

でもさすがに他に影響するのはちょっと嫌だな、と思い手術することにしました。
仕事の方も、海外に行って留守に出来るくらいスタッフが育ってきているので、数日休むのは何の問題も無い状況になっていた、というのも思いきれた理由のひとつ。
この時に思ったこと、頑張って実践してきて良かったです。







で、「いざ手術!」と覚悟を決めたのが5月中旬。
すぐに担当医の予約を取り、1週間後に受診、即手術の予約になるかと思いきや、事前検査が必要とか。
その結果を待つ時間とか、先生の都合とかを考えると手術日は6月中旬・・・
でもその時期はオランダ旅行があったので、帰国してから仕切り直しということになりました。
帰国してすぐの月曜日に診察に行っても、手術は一番早くて半月先。結構時間がかかるもんなのですね。


そんなこんなで、やっと迎えた入院でした。
初日は10時に病院へ。
入れ替わり立ち替わり、手術に関わるセクションから説明がありました。
まずは薬剤科。次に手術室。そして麻酔科。最後が担当医から手術の説明。
麻酔って手術する先生が決めるのではないのですね。麻酔科の先生が決めるそうです。
今回は全身麻酔だったので、それに伴うリスクを色々説明され、承諾のサインをしました。
手術の説明は誰か身内と一緒に、とのことだったので母と。
今回の手術、とある器官に人工的に穴を開ける手術なのでどうやるんだろう、と思っていましたが、自分の身体の組織を使うやり方でした。
人の身体ってすごいなぁ、とちょっと感動。


病室では、日に数回看護師さんが来て体温と血圧を測ります。
また、排尿・排便の回数の記録を取ります。
食事は、7時、11時半、17時半。夕飯がとても早いけど、21時半消灯なのでこの時間です。
6時起床の21時半消灯!いつもなら考えられない時間です。でも22時には寝てましたけど。(笑)


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そしてこれが病院食です。
上から、11日昼、11日夜、13日昼。13日朝は、携帯の充電が切れてて撮れませんでした~。
母は11日の夜ごはんの量を見て「何これ、少なーい!」と爆笑してました。酷い・・・
ってか、絶対うちの両親は食べ過ぎだから。
私は量的には全く問題ないんですけど。ただ、もっと美味しいものがいいなぁ、って思うだけで。
正直、13日は朝も昼も半分しか食べれなかったし。
事前に申し込むと特別食に変更出来ます。シーフードカレーとか、鰻とかありました。
知ってたら鰻を申し込んだのに!


夜21時に薬剤師さんが胃液を抑える薬を持ってきました。
それからは摂取出来るのは水・お茶・スポーツドリンクのみ。
翌朝、「手術後はシャワーを浴びれないから、11時までに浴びてきて」と言われて、慌ててシャワー室を予約。
11時までに手術着に着替え、また薬剤師さんが胃液を抑える薬を持ってきたので飲む。
手術前の血圧は上が110あったのでホッとしました。
全身麻酔をすると血圧が下がると聞いて、普段100を超さないので大丈夫かな、と思っていたのです。


手術は14時からでしたが13時半に早まり、看護師さんがストレッチャーを用意。
「えっ、これで行くんですか?」と聞くと、「あれ?聞いてない?行きも帰りもこれよ。手術室までちょっと距離があるから目を瞑ってた方がいいかも」と。
歩いて帰るかも、って聞いてたのに・・・とちょっと不安になる私。
ストレッチャーは二人の女性看護師さんが運んでくれましたが、実際のスピードよりもすごく早く感じました。
車輪のゴ―ッという音でそう感じたのかもしれません。


手術室に到着し、そこからは手術室の看護師さんにバトンタッチ。
目を開けると、よくテレビなんかで見る手術用ライトを背景に前日挨拶に来られた看護師さんが「お待ちしてました」とにっこり。
不思議なもので、一度見たことのある顔があるとホッとするもんですね。
「一緒に担当させてもらう○○です」と二人の看護師さんが挨拶され(二人とも若くて美人だった)、次に「麻酔を担当する○○です」と女医さんが仰り、「利き腕は右ですか?では左手に麻酔をさせていただきます」と血管を探ってました。
左手の甲にぶっすりとやられ、「気分は悪くないですか?」等と聞かれるうちにあっという間に瞼が重くなり、わずか10秒くらいで文字通り意識がぶっ飛びました。
意識が飛ぶ瞬間、左腕がすごく重いなぁ、ということは覚えています。
あ、ちなみに、意識が飛ぶ直前に最後に言った言葉は、「私、パンツ履いたままなんですが!」でした。(爆)
看護師さんたちの「大丈夫ですよ~」という言葉を聞き、「えっ、じゃあ意識ない間に脱がされちゃうんだ・・・」と思いつつ気を失った私です。



次に気付いた時は全てが終わった後で、たこちゅーみたいな私の担当医が「手術、終わったよ」と声をかけたので「先生、ありがとうございました」とボーっとしながら応えました。
そしてまた行きと同じ看護師さんがストレッチャーで運んでくれて病室に。
病室のベッドへは看護師さん2人にイケメンらしき先生が加わって、せーのっと言いながら抱えて移動。
人一人を移動させるって大変ですよね・・・ボードを使っていたようです。
この時は、まだ意識が朦朧としてて、イケメンらしき先生が何か説明をしてくださっていたのですが、内容も先生の顔もあまり覚えていません。ちょっと残念~。(笑)


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しばらくして酸素マスクが外され、麻酔からすっかり覚めたころ、痛みを感じ始めました。
さすがにテレビを見たり、本を読む気にはなれず、寝るか携帯をいじるくらい。
上を見上げたらこんなものがぶら下がっていて、私の左手に繋がっています。
そしてトイレに行かなくていいよう、管も繋がっていて。
看護師さんが術後すぐに血圧を測ったら、77/56。「おぉ、低い」と呟いていました。
歩けるようなら管を外してもいい、と担当医が言っていたようですが、この血圧だと歩いたらぶっ倒れます。
なので朝までそのままに。最初はすごく違和感があって嫌でしたが、トイレに行かなくて済むのは楽だったな、と後で思いました。
左手とは言え、片手が点滴で固定されると本当に不自由なんだと思い知りました。
ちょっと動かすと針があたる感覚があるから何もしたくない。顔も洗う気になれない。
看護師さんが顔を拭くために熱いタオルを用意してくれて、顔が洗えなくてもさっぱり出来て、すごく気持ちよかったです。


病院のベッドは硬くて、仰向けで寝てたら腰が痛くなりました。
でもいろんな管がついていたり、患部が当たったりするので、簡単には横になれず・・・
手術の夜はさすがに辛かったです。夜中に何度も目が覚めました。
水すら口に出来ないことも結構きつくて、明日になったら何食べようってそればかり考えていた夜でした。


翌朝、2メートル先のトイレまで歩行訓練。
でも朝の血圧も77/43だったので、往復したらフラフラです。
点滴棒を引きずって歩くって結構大変。お年寄り、よくやってるなぁと思います。
面会時間外でしたが、母に早めに来てもらい、最初の数回はトイレまで付いてきてもらいました。
左手が不自由なので思うように出来ない細々したことを母にやってもらい、とても助かりました。
看護師さんが「いつでも声をかけてください」と言うけれど、些細なことではなかなかナースコールは押せません。
看病してくれる身内がいるっていうのは本当に助かるなぁと実感しました。


午後、先生の診察があって、経過良好ということで予定通り2泊3日で退院となりました。
もちろんまだ出血はしてるし、痛みもあるので「激しいことはしないでね」と注意付きで。
次の診察の予約をし、点滴を外してもらった時はホッとしました。
特に、点滴が外れた時の解放感と言ったら・・・!
針、2センチ近くもあるんです。あれが血管に入っていたなんて、目にした時はびっくりしました。
もし自分が何かで病院に行くことがあったら、点滴している方には絶対優しくしよう、と思ってます。


以上、私の入院&手術の記録です。
と言っても、手術は全く記憶が無いのですが・・・
手術室での記憶は、合計でも2分に満たないと思います。(笑)
今回の入院で印象に残っているのは、看護師さんの笑顔です。
入院中関わった看護師さんたちは、みんな笑顔でとても明るい方ばかりでした。
特に、ストレッチャーで運んでくださった看護師さんがすごく元気な方で。
手術前でナーバスになってる私にとって、とても心強かったです。
笑顔の威力と家族のありがたみを思い知った入院でした♪
by ruki_fevrier | 2012-07-14 18:43 | 日々 | Trackback | Comments(14)
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Commented at 2012-07-14 23:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-14 23:56
鍵コメ様

わー、コメントありがとうございます!
あ、そうですね。寝たと思ったら起こされて、手術している時間の記憶が全くないので不思議な感じでした。
あぁ、やはり麻酔が身体に合わないこともあるんですね・・・
私は術後しばらくはしんどかっですが、今は何ともありません。

そう、長くなるから止めたのですが、入院して大部屋のプライバシーについてちょっと考えました。
今回はたまたま同室が1人しかいなかったのであまり思いませんでしたが、6人とかはキツイな・・・と。
あと、今回は婦人科だったので女性しかいませんでしたが、同じフロアに男性がいるのもちょっと・・・とか。
長くいるなら個室がいいけど、経済的に大変ですしね。
ホント、入院をきっかけに色々思う事が出来て良かったです。

鍵コメ様はもう大丈夫なんですか?
お互い、身体を労わりつつ、好きなことをいたしましょうね~
Commented by azurnote at 2012-07-15 06:09
入院中のやりとりが目に浮かびます。患者さんはこんなこと思っているのねと感じました。相手の立場にたって仕事しよう!と改めて思ったのでありました。
あと笑顔ね、笑顔。

2泊3日とはいえ、全麻の手術後。
そうそう、無理なさらないようにね。

Commented at 2012-07-15 08:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-15 11:12
azurnoteさん

あはは、そうですよー。
患者はこんなことをつらつらと思っているのです。(笑)
私は特に初めての入院だったので、へーっと思う事が多くて。

そうそう、笑顔ですよ!
ストレッチャーで運んでくれた看護師さん、「さぁ、行きますよー!」って
感じですごく元気で明るかったんです。
ものすごく勇気づけられましたね。

はい、無理せずのんびり養生します~
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-15 11:18
鍵コメ  at 2012-07-15 08:31様

おはようございます。
おぉ、そちらも婦人科でしたか。
吐き気と頭痛が一晩中ですか・・・それは辛かったですね。
私はとにかく鈍痛と、管の違和感で寝れなくて・・・
さすがに手術後はだるいのですが、それなのに寝れないと言うジレンマで辛かったです。
今回、他の臓器に影響が合ったのもそうですが、とても信頼できる先生にお願いしたい、というのもありました。
もう5年以上診て貰ってるのですが、震災等があって「先生がこの病院にいつまでもいるとは限らない!」と。
婦人科ってデリケートな部分を扱うから、先生との信頼関係の比重がとても高い気がします。

ホント、40過ぎると色々と出てきますね。
私も病気までは至らなくても、色々「あれ?」と思う事がいっぱいです。

そうそう!先日リサイクルショップでゲットされてた掘り出し物。
いいですね~私もあのシリーズのクリーマーを持ってるのですが、
他のアイテムはなかなか出会えません。
鍵コメ様があのシリーズを気に入られてて、ちょっと嬉しかったです。趣味一緒~♪
Commented by YAsapi at 2012-07-15 17:34
うんうん。ご無事でほっとしました。
よかった。よかった!
また、改めてメールしますね!!!
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-15 18:00
Asapi先生

コメントありがとうございます~
はい、無事です。(^^)
先生は今頃美味しい楽しいご出張ですよね~いいなー京都!
いつか私もご一緒したいです!!
Commented by xiangpian at 2012-07-16 04:16
なんだか、リアルなレポートでドキドキしちゃった~
よかった、ご無事で。 そして詳細なレポートが、rukiさんっぽくて、おもしろい。 おもしろいなんて言ったら、不謹慎かしら。

のばしのばしにしていて、いい事なんかないもんね~
勇気をもって、手術できて本当によかった。
次会うときは、お互い元気で会おう。    無事に退院、よかったよかった。
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-16 10:23
xiangpianさん

長ーいレポ、読んでくれてありがとう~
いやいや、おもしろいって言ってもらって嬉しいよ。
自分のための備忘録と、もし誰かがいつか初めて入院することがあったら、こんな風だって書いてあったなぁ
なんて思い出してくれたらいいな、と。
初めての手術って私みたいに小さな手術でもドキドキだからね。

そうそう、その勇気ってのがなかなか持てないのよね~
まだいっか、なんて思ってね。
でもこれで10年、頭の片隅を占めていたことが無くなるのは気分いいわ~
次会う時も元気にいっぱい遊ぼうね!コメント、ありがとう★
Commented by lilymiya at 2012-07-17 18:17
体調はいかがですか?
暑い夏、無理せずに過ごして下さいね。

数年前に入院した時の事を思い出しました。
点滴の針は同じところにずっと打っているとその部分が内出血で真っ黒になってしまって右も左も針の後だらけ。退院後も夏なのに袖なしのお洋服が着られなかったなぁ~。主治医の先生に家に帰りたいって診察の度に言うから呆れられたたし・・・入院食にサラダがないことにブツブツ・・・夫にフルーツ買ってきた貰ったり・・・などなど

そう言えば、イケメン医師はいなかったな~(笑)
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-17 22:42
miya様

お帰りなさいまし~!!
もー、あちこちでの呟き、指をくわえて眺めておりました。
いいなぁぁぁぁぁ。(笑)

miya様も入院されたことがあるのですね。それも長期ですか?
点滴の痕、まだ1週間なので今でも残ってます。
私も内出血しやすい方なので、今回はよくならなかったなぁと思ってます。
サラダ、確かにないですね。火が通って無い野菜は出ませんよね。
フルーツは毎回何かがついてました。
これ、何だろうってものまで・・・

イケメン医師、周囲からは麻酔が見せた幻覚じゃないかと言われています。
うぅ、そうかも・・・
Commented by アッサムのママ at 2012-07-18 00:03 x
書き込み、遅くなりました。
手術、無事に終ってよかった。お大事になさってください。
Commented by ruki_fevrier at 2012-07-18 21:26
アッサムのママさん

コメントありがとうございます!
多分、経過は順調・・・・?
先生のOKが出るまで夜遊び自粛中です~(笑)


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