この日、この場所でしか生まれない音楽を
d0165723_22222033.jpg



日曜の夜は、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト「MOVE JAPAN TOUR 2012」ファイナルへ。

今年はプレオーダーでA席が当たり、1階席の最後列センターで聴くことが出来ました。
ホントにど真ん中で、私の席の先にはアンソニーが。(笑)

今回も超絶即興ライブ。
どの曲も知っているけど、初めて聴く音ばかり。
アドリブの連続で、拍手を入れる隙すらも無い、そんな走りっぱなしのライブでした。
あんな大きな箱なのに、まるでライブハウスのような会場との一体感。ホント、最高!

この日のピアノ・ソロは「Place to be」。(前日はHazeだったらしい。それも聴きたかった!)
これがすごく良かった・・・音の粒が美しくて、泣けるほど切ない音色だった。
ピアノ(強弱記号の)で奏でられる静かな音に、会場にいる人が息を潜めて聴き入っていました。
彼女の曲に対する深く強い思いがひしひしと伝わってきて、自然と息を詰めてしまうのです。

弾き終わったあと、彼女がアルバム「Place to be」を作る際のエピソードを披露。
尊敬する調律師小沼さんにわざわざNYまで来てもらい、彼の調律したピアノでレコーディングをしたのだそうです。
「今日も小沼さんの調律したピアノで弾けて幸せです」と語り、あぁ、小沼さんのために弾いた1曲だったんだなぁ、と思いました。
その後、最後の挨拶の際、車椅子で現れた小沼さんの姿に、思わず涙が出ました。








彼女の新しいアルバムを聴くたびに、毎回「今回のが最高!」と思うのですが、今回もまた実感。
去年の「VOICE」も素晴らしかったけど、「MOVE」を初めて聴いた時、うわー、またさらにパワーアップしてる!と感じました。
完成度が断然増してる。
いや、VOICEだって100%以上の完成度だったと思うのです。
でもまるでアスリートのように、前に出した記録を塗り替え、進化していく彼女の音楽。

去年も書きましたが、彼女の今という一瞬を大切にし、そして前へと突き進んでいく姿がとても好きです。
まるで「さぁ、行くよ!」と背中を押すようなパワフルな音楽。
でも、弱った時に包み込んでくれるような、そんな優しい音もある。

アンコールは「11:49 PM」。
MOVEの中で、「Brand New Day」の次に好きな曲。
一日の終わりを惜しむかのように鳴る鐘の音を思わせる和音が響き、ライブも終演・・・
翌日まで余韻に浸ってしまうライブでした。
このトリオ、まだまだ続いて欲しいなぁ。

「この日、この場所でしか生まれない音楽を」
また来年も、彼らの音に出会えますように。
by ruki_fevrier | 2012-12-11 23:23 | | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://rukidays.exblog.jp/tb/17408227
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2012-12-12 00:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruki_fevrier at 2012-12-13 00:26
鍵コメ様

本当に。彼女の音楽は何度聞いてもいいですね~
おぉ、ご主人さま、とっても気に入られたんですね。良かった!
まぁ、彼女に魅了されない人なんてそうそういないと思うのですが。(笑)
ライブの夜は爆睡、というのがすごいですね。
彼女のライブ、気分が高揚しているのであまり気づきませんが、かなり体力を消耗するように思います。
だからご主人もぐっすり眠れたのかもしれませんね~

最後の一文、そう言ってくださって嬉しい!
ホント、自分のための備忘録にしか思ってないのですが、それでも共感していただけると嬉しいものです。

寒い日々が続きそうです。どうぞお体ご自愛くださいね。


<< リヒテンシュタイン展@国立新美術館 森のリース 2012 >>