若冲が来てくれました@仙台市博物館
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甥っ子台風が駆け抜けた翌日、5時半起きで仙台へ。
7時前の新幹線なんて、出張でも乗らないのにー。(笑)
仙台市博物館で開催していた「若冲が来てくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命」を見に行きました。

本当は4月上旬に、応挙展@名古屋を見て、セントレアから仙台に飛んで、1泊して翌日に若冲展@仙台を見て新幹線で帰る、というコースを考えていました。
そうすれば1泊2日で両方見れるじゃん!私って頭いいー!
と、喜び勇んで飛行機も新幹線もホテルも手配してました。
が、しかし、台風並みの暴風雨がやってきて、全てキャンセルに・・・
とりあえず、会期終了が迫っていた応挙展だけ、終了2日前に行ったのでした。

で、今回も会期終了2日前に若冲展。
もうこの日しか無い、と無理やり行った仙台でした。
7時の新幹線で8時過ぎに仙台着、駅からタクシーで会場へ。
展覧会、開館前に並んだのって初めてかもしれません。
あまりに多くの人が並んでいたため、少しだけ早く開場してくれました。
並んだ甲斐あって、ゆっくりじっくり見ることが出来ました。


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会場に入ると一番最初に出迎えてくれるのは、蘆雪の牛と象。
黒い牛に真っ白な象、それぞれに白いわんこと黒い鴉を従えています。
↑これは出口にあった複製を撮ったもの。もふもふのワンコ。
いきなり江戸絵画による癒し空間突入です。





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若冲だけでなく、応挙、蘆雪、蕭白、抱一、其一、と錚々たるメンバーの絵が並んでいました。
是真もあってびっくり。プライスさん、渋いなー。

応挙の描く孔雀の羽根の美しいこと。
隣に弟子の蘆雪が頑張って描いた絵がありましたが、やはり応挙の方が繊細で好きです。
抱一の「十二か月花鳥図」というのがあり、四月は薔薇、風車、蜜蜂。
真っ白な薔薇に、深い群青の風車、そして小さな蜜蜂が一匹。
一幅の掛け軸に、小宇宙が描かれていました。

其一の息子、守一の絵がいくつかあり、彼の絵を初めて見ました。
「秋草図」は、画面だけでなく表装も描かれている珍しい掛け軸。
秋の草花が画面から溢れ出るように描かれていて、すごく素敵でした。
川の上に扇子を散らした絵もあったのですが、その川が数日前に根津で見た其一の渓流にそっくりで。
親子だなぁ、と思ったりして。

↑は、若冲の葡萄図。これー、本当に素敵でした~~~。
プライスさんが初めて買った若冲。ここから全てが始まったわけです。
この葡萄図グッズ、いくつか買っちゃいました。
とても繊細で、美しい葡萄図。モノクロなのに色が見えてきそうです。さすが若冲。

圧巻は最後の「鳥獣花木図屏風」。
ガラス無しで見れるので、絵、そのものの色が見れます。
六曲二双の屏風で、右隻に獣、左隻に鳥が描かれていて、まるでノアの方舟を思わせるほどに沢山の生き物たちが描かれています。
それも極彩色、しかもマス目・・・不思議な絵です。
色がポップだし、描かれている動物も「???」なものも多くて、しかもそれらがとても可愛い。
こんな風に動物たちが仲良く集う光景は、現実の世界ではありえない。
みんな仲良く、己の生を全うしようよ、という若冲の生きとし生けるものへの愛を感じました。

プライスご夫妻が、この絵だけでも被災地の人たちに見せたいと強く願ったことから開催になったこの展覧会。
本当に行って良かった。
たっぷり2時間、江戸絵画に浸りしました。
が、しかし、一番見たかった蛇玉の「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」が無かったーーーーーーーー!!!ショック!
岩手でも前期6/16までの展示・・・うわーん、無理かも。
福島、行けるかな・・・もう、こうなったら車かっ飛ばして行くか。
手帳を眺めてため息ついております。

by ruki_fevrier | 2013-05-12 21:27 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by masoraly at 2013-05-20 00:15
rukiさん、こんばんは♪
やっと、読みが追いつきました。
ミュシャの絵、載せてくれてありがとう。月の連作、素敵ですね。
私も、若冲の葡萄の絵の前から動けなくなった経験があるので、
ブライスさんが初めて惹きつけられた絵が、葡萄図と知って、うれしかったです。
その頃は、まだ評価されてなかったと思うのだけど、お幾らだったのかなぁと思ったりします(笑)。
rukiさんも、お好きで、うれしいです。
「鳥獣花木図屏風」、まだ観ていないです。
将来、ブライスさんのお宅、美術館として公開してほしいなぁ。
今日、「日曜美術館」のラファエロを見ていたら、例の自画像が、
「私はラファエロ。栗原類くんに似てると言われるけど、私はその人を知らない。」
とか言ってて、仰け反ってしまいました。
ゲストはヤマザキマリさんだし、この番組、お堅いイメージを崩そうとしてるのね。
Commented by ruki_fevrier at 2013-05-21 00:49
masoralyさん

こんばんは!
お忙しい中、読んでくださってありがとうございます~
月と星シリーズ、ミュシャっぽくない感じが気に入りました。
天体というテーマも神秘的で。ぽくないですよね?

葡萄図、素晴らしかった~
当時でも結構いいお値段だったみたいですよ。
なんたって、卒業祝い?かなにかの新車の代わりにこの絵と他の数点を
買ったらしいですから。

ラファエロの日美、ちらっと見たんですが、そうそう、なんか雰囲気違いましたよね。
あれはどうなのかなーって。(笑)
ヤマザキマリさんの発言もブッ飛んでましたよね。


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