NY旅日記:The Cloisters その1
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SOHOで買った荷物をかかえてメトロポリタン美術館別館のThe Cloisters(クロイスターズ)へ。
Prince St.から地下鉄に乗り、途中でA Lineに乗り換え、190 St.で降りて歩いて10分ほどで到着。
クロイスターズまではハドソン川を左手に眺めながらフォート・トライオン・パークをてくてく。

たくさんの花が咲いていて、つい写真を撮るために立ち止ってしまう私。
最後はとうとう「時間なくなるから、写真は後で!早く!」とふうちゃんに促される。しょぼーん。


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途中で見えた、ハドソン川にかかるジョージ・ワシントン・ブリッジ。コルビジェが世界一と言った美しい橋。


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クロイスターズは、ピレネー山脈のサン・ミシェル・ド・クサのベネディクト派修道院から移築された回廊を中心に、ゴシック、ロマネスク等中世の建築物で再構築した美術館。
展示されている美術品だけでなく、建築物そのものや装飾など、建物丸ごと中世の美術館というもの。
日本語のオーディオガイド(前回来た時は無かったので感激)を借りて、いざマンハッタンの中の中世へ。






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メインホール左手を入ると後期ゴシック様式のホール。
15世紀フランスの修道院の食堂に由来する部屋に、ドイツやスペイン、イタリア等から集められた彫刻やタペストリーが展示されています。

その奥の小部屋がこの「メロードの部屋」。
シャンデリアやステンドグラスなどの装飾が美しくて、中世の館にいるような気分になります。


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この部屋のメインは何といってもこの絵、ロベール・カンパンの≪メロードの祭壇画≫。
実は、最初に来た時に見た記憶が無い・・・(^^; なぜだ~

去年、ほぼ同じ構図のカンパンの受胎告知をベルギー王立美術館で見たばかりなので、今回はばっちり記憶に残りました。
こちらの方が細部が凝っていて美しい。


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メロードの部屋の隣が「ボッパルトの部屋」。
部屋の名前の由来は、この15世紀のステンドグラス。全部で6枚あります。
ボッパルト・アム・ラインのカルメン会教団の教会から移築されたものだそうです。

左から聖セルヴァティウス、聖母マリア、聖ランバート。
もう一組には、聖カトリーヌ、聖ドロテア、聖バーバラが描かれています。
描かれている人物が優美で、とても繊細で美しいステンドグラスです。


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次の部屋は一角獣のタペストリーがかかる部屋。
ちょうど来日しているクリュニー美術館のタペストリーも一角獣がテーマですが、あちらは赤、こちらは緑が美しい。
そしてテーマも異なるので、全然印象が違います。

クロイスターズのタペストリーは「一角獣狩り」がテーマで、一角獣はキリストを表しているのだそうです。
なのでこのように槍で刺され血を流す痛々しい一角獣が・・・
部屋に飾るならクリュニーのタペストリーの方がいいかも。

一番美しい≪捕獲された一角獣≫は中央のホールでちょうど一角獣がテーマの特別展をやっていて、そちらに展示されていました。
特別展内は撮影禁止だったので撮れず。


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タペストリーの部屋を通り過ぎ、左に降りるとゴシック様式の礼拝堂。
その手前に13世紀後半の様式で作られたライムストーンのランセット窓があります。
ここから見える礼拝堂の眺めが好き。


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この窓を通り過ぎて階段を下りていくと、オーストリアの修道院から運ばれたステンドグラスが配されたゴシック様式の礼拝堂。


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14世紀のステンドグラスに描かれた受胎告知。
巻き毛のミカエルガブリエル(間違えた!)、あどけなくて可愛い。


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窓の下にはイケメンの騎士の墓石。
彼は鎖帷子を身にまとい、大きな楯と剣を携え、足元には小さなライオンを従えています。
13世紀の墓石だそうです。


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隣の初期ゴシック様式ホールは、光がよく入る明るい部屋で、フランスから移されたたくさんのステンドグラスがはめられています。
私のお気に入りは、このルーアンの修道院から来たステンドグラス。
この灰色はグリザイユという技法によるものらしい。
色付きのステンドグラスに比べて、とても明るくて眩しいくらい。


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その隣は「ノートルダム・ド・ポントーの参事会室」。
アキテーヌにある修道院で集会に使われていた12世紀のホール。
しかし16世紀の宗教戦争で荒廃し、20世紀初めには家畜小屋?として使われていたらしい。
この柱に馬や牛が繋がれていたのだろうか・・・


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エントランスの三連アーチが美しい。

廃屋同然だった20世紀初頭、建物は相当傷んでいたようです。
それをこんな風に修復してしまうなんて。すごいなぁ。


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奥に行くと「ランゴンの礼拝堂」。
12世紀の建築様式の礼拝堂で、フランスのアキテーヌから運んできたそうです。


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中世の柱頭は本当に面白い。
左の顔、思わず吹き出しちゃう面白さ。
右のお方、私にはどうしても女優N木Mリさんに見えてしまう。
人の顔って時代や場所の関係なく、似た顔ってあるんだなぁ。


と、アップしたい画像を選んでいたら大量になってしまいました。
というわけで、その2につづく。
by ruki_fevrier | 2013-07-21 23:29 | | Trackback | Comments(0)
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