アブラボウズと鍋底大根
d0165723_043132.jpg



12月最初の土曜日。
高校の部活の同窓会がありました。
Yちゃんが亡くなってから初めての同窓会。
3人欠席で、大宮の「大門町 ちろり」に10人が集まりました。
大宮にこんなお店があるなんてね。
なかなか雰囲気良かったです。
夏に京都で行ったお店に造りはよく似てたな。

コース最後の方で、仲居さんがお皿に大きな魚のカマを乗せてやってきました。
「これからこのアブラボウズの煮つけと炊き込みご飯をお出しします」とのこと。
アブラボウズ!?
全員知らなかったこの魚。深海魚だそうで、ムツに似た味のするお魚でした。
煮つけ(右)は美味しかったけど、炊き込みご飯(左)はちょっとくどかったな~






今年はYちゃんのことがあったから、多い人で3度くらい顔を合わせているけれど、同窓会としては1年4か月ぶり。
宴の終わりにそれぞれの近況報告を簡単にしていきました。

40過ぎると本当に色々あるなぁ。
「初めて仕事を辞めようかと思った」という話が3人くらいからあり。理由は、異動や上司等いろいろ。
仕事が原因で旦那さんが精神的におかしくなってしまった、とか、自分もちょっとおかしかった、とかの話もあり。
親が認知症や病気で看病に追われていて、今日も迷ったけど自分のために来た、とか。
お父様が亡くなって、住んでいた家の膨大なものを処分するのに2トントラック2台用意した、とか。
みんなこの1年の間に色々なことが起きていました。
それまではこんな話、全然無かったのにね。
きっと、近い将来、わたしにも色々起こってくるのだろうなぁ、と聞きながら覚悟しました。

そしてやっぱりYちゃんのことが話に出て、みんなで泣く。
まさか、こんなにあっという間に別れが来るなんて思っていなくて、だからいまだに信じられない。
去年の夏の同窓会で、彼女の病気のことを初めて知らされて。
あれから1年経たずに彼女は旅立ってしまった。

一番連絡を取っていたKちゃんやSちゃんは、Yちゃんに遠慮してあまり連絡を取らなかったことををすごく後悔しているらしい。
抗がん剤治療をしていたYちゃんは、「元気になったら会いたい」と闘病中はあまり会いたがらなかったのだそうだ。
それが、最後の最後、彼女から電話をしてきて「みんなに会いたい」と言ったので、急きょ集まったのがあの日だったのだそう。

その時、Yちゃんは「もう治療は止めて痛みを和らげる薬を」と言った主治医に対し、「抗がん治療を続けることが結果的に命を縮めることになったとしても、最後の1%まで生きる可能性にかけたいから治療を継続することにした。その決意を聞いてほしかったの」とKちゃんに語ったそうです。
なんだ、その強さ。そのカッコよさ。一生真似できないよ。

NHKのごちそうさん、毎日見てるんですが、昨日(12/19)の回での室井さんの言葉。

ひっくり返った具たちのために、鍋底大根は美味しくなくてはならないっ。
僕も美味しい鍋底大根にならなきゃって。

同じことを、たぶん同期全員Yちゃんと思い浮かべて思っていると思う。
最後まで生きたいと闘ったYちゃん。
Kちゃんが「明日があるなんて思わず、やりたいと思ったことはどんどんやってと思う」と主将らしく〆た同窓会。
私たち全員、彼女の思いを携えてこれから生きていくのだな、と思った夜でした。




by ruki_fevrier | 2013-12-16 01:01 | | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://rukidays.exblog.jp/tb/20107650
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2013-12-21 22:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruki_fevrier at 2013-12-23 01:17
鍵コメ様

こんばんは!こちらこそご無沙汰しております~
なかなかコメントできず、すみません・・・
ごちそうさん、鍵コメ様の見てますかー!いいですよね。
週に一度はうるうるしてます。

おぉ・・・同世代の患者さん、多いですか。
決して若いわけじゃないけど、でもまだ色々なことが出来ただろうに、
と思うと切なくてやりきれないんですよね。
生きたくても生きれなかった人がいるんだから、私たちはもっと私たちらしく
生きていかなきゃいけないって、みんなで話しました。
お互い、人生全うしましょう!!
ぜひ、またお仕事の話などしてくださいー!
私もコメントしに行きますね~



<< パンケーキLove♪ クリスマス編 名古屋出張記録 >>