東京JAZZ 2014
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3年ぶりの東京JAZZ。
昨日の夜の部「DISCOVER」にピアノの師匠と一緒に行ってきました。
メモとして感想を。

1組目はアーマッド・ジャマル。
ジャズ界の巨匠だそうですが、ちゃんと聴いたことない。
もう80をとうに超したおじいちゃんですが、ピアノの音は繊細で一音一音が心に突き刺さってきます。
彼の音楽を聴いてるうちに、なんだか自分がいる場所が日本じゃない気がしてきた。
目を閉じると、NYのジャズバーでお酒飲みながら聴いてるような、そんな感じに。
演奏後、上原ひろみが花束を持って現れたのですが、彼女をデビューさせた
ひとりがアーマッドなのだそうです。
尊敬する恩師と一緒の舞台に立てることをものすごく喜んでいました。


2組目は菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールというジャズオーケストラ。
結構な大所帯でびっくり。
初っ端、不協和音が続く。
あれはちょっと辛かった。
ううーん。好き嫌い分かれるかも。
ドラマティックな音楽だなぁとは思ったけど。
こういうのもジャズなんだぁ…
途中UAがジョイン。
1曲目はほとんど歌詞が無いようで、ああ、声は楽器なんだと思う歌声だった。
ただ、彼女の歌うジャズはあまり好きじゃないかも。
粘っこい歌い方で、私の好みじゃないんだよね…


で、トリは上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト。
ひろみと愉快な仲間たち、アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスのトリオ。
1曲目は前のアルバムから『MOVE』。
そして、ニューアルバム『ALIVE』から4曲。
毎度思うけど、彼女のグルーヴ感は半端ない。
全身から音楽を奏でる喜びが迸ってる!
行きつく間も無いような、すごい勢いで時間を駆け抜けていくようなライブだった。
会場が割れんばかりの拍手の中始まったアンコールは、『SPIRIT』。
しっとりと歌い上げるようなこの曲、アルバムを聴いた時から一番好きな曲。
疾走したパフォーマンスの熱をクールダウンさせるような、
そんなアンコールでライブが終わりました。

毎度毎度、ライブを聴くたびに進化してるなぁって思う。
一体どこまで行ってしまうんだろう。
腕の筋肉がすごくて、連打してる時の、筋肉が浮き上がる腕に何度も見入ってしまった。(笑)
あれが鬼の練習の賜物か…と。
実は最近ピアノをさぼっておりまして。
師匠が忙しいのをいいことに、レッスンの調整もせず。(^^;
毎度のことですが、彼女のライブを聴くと「もうちょっとピアノ頑張ろう」って思う。
ので、この秋はまたピアノの練習頑張って、年内に一度はお稽古をつけてもらおうと思います。

久々の東京JAZZ、やっぱトリオはいいね~。
そしてヴォーカルもやっぱり好きだと再認識。
チャカ・カーン、聴きたかったな。
なんて思った夜でした。





by ruki_fevrier | 2014-09-08 23:31 | | Trackback | Comments(0)


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