クレオパトラとエジプトの王妃展@東京国立博物館
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先々週の木曜の夜、フロスを使っていたら奥歯にかぶせていた金が取れましたw
もー、びっくり。
フロスがひっかかったなぁ、と思いつつぐいと引っ張ったら、金がポンっと。
で、慌てて翌日半休取って歯医者へ。
無事、そのまま上にかぶせることが出来ましたが、もし新しく作り直していたら5万円!
あな恐ろしや。

予定外に取らざるを得なかった半休。
せっかくだから、と歯医者の後に行ったのが東京国立博物館で開催中の「クレオパトラとエジプトの王妃展」。
夕暮れ時に行ったので、平成館前の水場に建物が映って綺麗。



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女王ハトシェプスト、王妃ティイ、最後の女王クレオパトラという三人の女性をメインに
エジプトの王家の女性にまつわる品々が展示されていました。

なんといっても、王妃ティイのレリーフが素晴らしかった!!!
このレリーフ1枚のために行ったと言っても過言じゃない。
ブリュッセルにあったんですねー、これ。(↑真ん中の絵はがき)

新王国時代第18王朝アメンヘテプ三世の妃、ティイ。
王族ではないのに正妃になった彼女。
しかも息子はあのアクエンアテン(アメンヘテプ四世)。
アクエンアテンの息子のひとりは、有名なツタンカーメンです。
ツタンカーメンはティイの孫ということです。
しかもアビドスの王名表では、アクエンアテンからツタンカーメンの次の王までの4代の王名は
記載されておらず、彼女の息子と孫は存在を消された王でした。
王族ではないのに正妃になったという特殊な状況に加え、異端の王の母であるティイ。
彼女はエジプト史上の重要人物のひとりだと思うのです。

彼女の実家はとても経済力のある家だったようで、
両親の墓が確認されており、キンキラな(さすがに金箔のようですが)副葬品がどこかの博物館にあるようです。
王族どころか生粋のエジプト人ですら無かったらしいティイの宗教的なバックボーンって何だったんだろうとずっと思っていました。
アクエンアテンがアテン信仰に過激に走っちゃった一因は、きっと彼女にあるんだろうなぁと。

息子に自分の祖国の宗教観を植え付けた(←私の勝手な妄想)、やり手で強かなお母ちゃんだったのかしら、
と思ってたんですが、レリーフ見たらすごく可愛らしい。
どっちかというと、夫を支えるおとなしいけど凛とした妻、というイメージが勝手に湧いてきて、
私のティイのイメージがすっかり変わりました。←単純(笑)







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ティイの絵葉書の左は、ティイの息子アクエンアテンがアマルナに首都を置いたアマルナ時代の「王妃の頭部」。
理想化された様式美が尊ばれたそれまでのエジプト美術とは異なり、写実性に重きが置かれたアマルナ時代。
この時代にはとても興味があって、実はティイのレリーフの次に楽しみにしていたのはこのアマルナ美術だったのだけど、、、
なんていうか、正直異様な感じがしました。
それまでのエジプト美術とは明らかに違って躍動感がある。
でも美しいかと言われると、うーん、と思う。
それまでの静止画のようなエジプト美術と違って、今に動きそうで生き生きとしています。
でもね、、、なんかどれも顔が怖い。

左は有名なベルリンの王妃ネフェルティティの胸像、右が夫のアクエンアテン像。
(両方ともネットから拝借)
ネフェルティティは美しいけどちょっと冷たい感じがするし、アクエンアテンは顔がすごく細長くて不気味な感じ。



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でも別のアクエンアテン像も同じような感じなので、本当にこういう顔だったんだろうなぁと思います。
それまでの威風堂々としたファラオ像と違って、とても神経質な顔に見える。

数点だけみた感想ですが、アマルナ美術は自由な表現が許された喜びと、アテン神への狂信という
二つが混ざり合って、解放と狂気が同居しているように感じるのです。
ほんの数点しか見れなかったので、これ以上の感想はありません。
アマルナ美術、これからも機会があったら見てみたいです。




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6時過ぎに入館したので、見終わったら既に閉館15分前!
慌てて本館へ。
と言っても、さすがにゆっくり見る時間は無くて。
とりあえず、大好きな1階のレリーフをパシャリ。



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7月に東博に来た時、刀剣のコーナーが超混雑しててびっくりしたのでした。
ゲームのお陰で空前の刀剣ブームだとか。
今まであまり人のいなかった刀剣コーナーに行列が出来ててびっくりしましたわ。

さすがにこの日は誰もいなかったので、ゆっくり鍔の写真を撮りました。
刀には全く興味ないのですが、鍔は好きなんですよね~
江戸のダンディズムがここに詰まってる。

左から、
松月図鍔
水草図小柄
雲龍図鍔




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これは去年展示されてて撮ったもの。
蝶のモチーフを展示テーマにしていた時に気になった展示品。

兜に付けられた蝶のモチーフ(これってブローチみたいなもの?)、
胡蝶透鐔、
帯に織られた蝶のモチーフ。

昔の日本の細工って本当に素晴らしい~~~



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閉館時間ちょうどに外に出ました。
もちろんすっかり陽が落ちていて、暗かった。

↑これは入館時に撮った平成館前。
夕暮れが切ないほど綺麗な季節になってきました。


とにかく、ティイのレリーフが素晴らしい!
今日のポストはそれが言いたくてアップしました。
展覧会は23日までです!












by ruki_fevrier | 2015-09-19 23:53 | 日々 | Trackback | Comments(0)
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