クラーナハ展@国立西洋美術館

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前回記事のライブの前に、西美で開催中の『クラーナハ展』に行きました。
会期はまだまだありますが、混む前にゆっくり見たかったのです。

一番見たかったのは、この『ヴィーナス』。
クラーナハと言えば、この妖しい雰囲気たっぷりの裸体画。
これでヴィーナスって言われてもねぇ、みたいな絵なのですが、私はこの絵がすごく好き。
ヌメ~っとしてて白く輝く肌、少女のような上半身、そして妖しげなポーズ。
アングルが描く完璧な体を持つヴィーナスとは違い、アンバランスな裸体のヴィーナスなのだけど、
なぜか目が離せなくなる。
いつか見たいと思っていた絵なので、実物が見れて感激でした。




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日本初のクラーナハ回顧展だそうです。
昔は、ルーカス・クラナッハって言ってたと思うのですが、今はルカス・クラーナハなのね。

彼を初めて知ったのは、たぶん教科書だと思います。
一番昔から知っている絵は、このナショナル・ギャラリー所有のヴィーナスとキューピッドを描いたもの。
(これは今回展示されていません)
正直、初めて見た時は、なんで帽子を被って裸なの?とものすごい違和感を感じました。
これでヴィーナスなの???とも。

ただ、あちこちの美術館で彼の絵を見ているうちに、なんだか好きになっちゃった画家です。
この妖しいエロティシズムにすっかりやられてしまいました。

彼がマルティン・ルターと親しかったと知って、あんな堅物そうなルターと仲いいのに、
どうしてこんなエロい絵を描いているのかしら、と不思議でした。
この回顧展で、なるほどと納得。
宗教改革によって宗教画の重要が減ったことでオランダの画家が風俗画を描くようになったように、
クラーナハは裸体画を描いて稼いだんだなぁと。



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この『ユディト』も素晴らしかった!
修復がされたため、絵が当時の色彩を取り戻し明るく、ユディトの髪は輝くようです。
細かく描かれた金髪や装飾品にうっとり…
この冷たい微笑はまさにクラーナハ。知的なユディトはかなり好みです。
隣に展示されていた『サロメ』は同じように盆の上にヨハネの首を持つ構図ですが、とてもアホぽいお顔でした。
能天気娘、という感じw
まぁ、ね、サロメですもんね…
ただ、彼女の髪飾りはすごく繊細で可愛いくて、そこだけ魅入ってしまいました。



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この『聖ヒエロニムス』、頭でっかちで可愛い。
ライオンも愛嬌のある顔をしています。
座り方も可愛いし。
棘を取っているというより、肉球を揉み揉みしているように見えるのは私だけ?(笑)

クラーナハというとクールな裸婦像かルターの肖像画というイメージしかありませんでしたが、
カトリック教会の注文に応えて清楚な聖母子などを見て、本当に商才のある画家だったのだと思いました。
ヴィッテンベグルクで大工房を経営し、活版印刷業なども行っていたのだそうです。
この展覧会でクラーナハの画業の流れを知ることが出来て良かったです。










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久しぶりに常設展もさらーっと見学。
世界遺産に登録されたせいか、以前に比べて格段に人が多いです。




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ランチはもちろん睡蓮で!
そしてお決まりのオムライス。
ランチコースも魅力的でしたが、やっぱりこれに。
相変わらず美味しかった!



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なぜオムライスにしたかというと、このケーキが食べたかったから!
コースにすると食べれないので。
フランボワーズとホワイトチョコレートのタルト。
甘酸っぱくて美味しかった~♪



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a-monlyさんからいただいたイタリア旅行のお土産。
いつもありがとう❤
リモンチェッロ、大好き!
左手前はプーリア州のお菓子、タラッリーニ。
グリッシーニみたいな味です。
右上は、彼女が行ったノヴァーラのビスコッティーニ。
これはまだ食べてないので、どんな味か楽しみ!
彼女の旅行記を見ていると、イタリアってやっぱりいいなぁと思います。
街は美しいし、食べ物は美味しいし。
嗚呼、イタリア行きたい…
でもいつ行けるかなぁぁぁぁぁ。

いや、そんなことより、早く去年の旅行記を終わらせなくてはw




by ruki_fevrier | 2016-12-13 00:49 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by desire_san at 2017-01-13 10:00
こんにちは、
私も「クラナッハ展」を見てきましたので、ブログを楽しく拝見しました。ラナッハの裸体画しは非常に美しく顔は清純な少女のようでしたが、薄布などをまとっているのがかえってセクシーで、誘惑されてしまいそうな雰囲気を感じました。クラナッハの『ホロフェルネスの首を持つユディト』顔や衣装の美しさに魅了されましたが、左下の首を切られた生首が妙に絵の中に調和していて、強く印象に残りました。

私は展示されていたルーカス・クラナッハの描いた作品を通じて、ルーカス・クラナッハという画家の本質を掘り下げて、ルーカス・クラナッハの全貌を整理し本質を考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。


Commented by ruki_fevrier at 2017-01-16 00:36
> desire_sanさん

こんばんは!クラーナハ展、良かったですよね~
あんなにたくさん彼の作品が一度に見れる機会はそうそうないですよね。
ところで、いつから「クラナッハ」から「クラーナハ」になったんでしょうね?
どちらも昔から聴きますが、クラナッハの方がなじみがあるので、なんだか馴れなくて。
desireさんの記事はいつも詳しいので、後で楽しみに伺いますね!
いつもコメントありがとうございます。


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