ロンドン旅行記2017:Lewes その2
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これはルイス城の近く、というかたぶん城の一部を使ったお宅。
とーっても素敵な雰囲気なのだけど、個人宅なので外から覗くことしかできない。
この素敵な門には「猛犬注意」のプレートが(笑)
うっかり中に迷い込んだら大変な目に遭うようです。


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天守から臨んだお庭。
かおちゃんと「あそこ素敵ね~。あのお庭も見れるのかな?」と眺めながら話していて、


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お庭目指してこの坂道を上がって行ったのだけど、
残念ながら個人宅だったというね。








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来た道とは違う道を通ろうと、城の裏側のCastle Laneを歩き、Westgate StreetからHigh Streetに出ました。
すると目の前にいかにも古そうな建物が!

このちょっと歪んだ建物は、15世紀のもの。
15世紀!
この場所に500年以上も前から存在しているってことなのね。
真っ直ぐじゃないラインがなんだか可愛い。
今はFifteenth Century Bookshopという本屋さんになっています。




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その店の横の小道を南に下る。
これがかなり急で、しかも雨だから滑る~



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下から見上げるとこんな感じ。
かなりスリリングでした。



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少し歩くとなにかのエントランスが。
teaとかあるし、なんだろう、と入ってみると、




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そこは広々としたガーデン!

Southover Grange Gardensというところでした。
結構な広さです。
イギリスらしい淡い色彩の野性味あふれるボーダー。


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もちろん薔薇も咲いています。

この雫具合でどんだけ土砂降りだったか分かると思いますw


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煉瓦の壁につる薔薇。絵になるよね~



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ガーデンの一角には大きなお屋敷。
解説によると近くの修道院跡から取ってきた石で建てられたとあります。
まさか~ルイス・プライオリー!?(笑)

お天気が良ければこの庭を眺めながらベンチでお茶したら楽しそう!
残念ながらこの日は土砂降りなので、一周して次の目的地へ。



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目的地はこちら、アン・オブ・クレーヴズの家です。
ルイス城とのコンビネーションチケットがあって、思わずそれを買ってしまったのです。

アン・オブ・クレーヴズは、ヘンリー八世がドイツから迎えた4番目の妃ですが、
肖像画と実物が違いすぎる!と気に入らず即離縁。
この家は城や年金と共に与えられた慰謝料?のひとつだそうです。
「好みじゃない!」という理由だけで離縁するわけだから、そりゃたくさん払わないとね。

遥々ドイツから嫁いできたのに夫に気に入られなかったアン。
でもそのおかげでヘンリーよりも長生きをし、最後はウェストミンスター寺院に埋葬された。
嫌われたお陰で平穏無事に天寿を全うでき、さらには彼の妃の中で唯一ウェストミンスター寺院に眠る存在になるなんて、
人生って皮肉なものですのぉ。


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アンはここには一度も来たことがないらしい。
まぁ、元王妃が住むにはかなりこじんまりした家なので、とりあえず財産目録に入れた、くらいの存在なのでしょうか。

こちらはベッドルーム。
さっきの本屋さんと同じく、15世紀当時のまま。
だから床がかなり傾いていて歩きづらい(笑)
なんというか、本当に素朴な家です。
イタリアの、例えばフィレンツェの15世紀の建築などとあまりに違うので、
確かに当時のイングランドは文化的にもヨーロッパの辺境だったのだなぁと思う。



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キッチンもありました。
キッチンの窓辺の瓶と水差し。
これも当時のものなのかな?



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一部はアイアン製品の展示室になっていました。
この地方ではかつて製鉄が盛んだったようです。
この鍋敷きのようなもの、可愛い~



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庭が素敵でした。
綺麗に整えられた柘植の植栽。



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納屋には葡萄が絡めてあって、緑の実がいっぱい。
一応庭も15世紀の時の植栽などを再現しているらしい。
どの辺が15世紀なのか、あまりよく分からなかったけど。



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かおちゃんと「この色使い、素敵だね~!」と話した一角。
淡いブルーのグラデーションにアクセントをつける赤い花。
くーっ、イギリス人、やっぱりガーデンセンスいいなぁ。

だがしかし、ここは結構城から遠いので、あまり興味がなければパスしても良いかも。
アンが実際に住んでいたなら面白いのだけど、住んでいないので
彼女に因んだものは一切ないし。
イギリス中世の建築を体感するには良いところだと思います。

そろそろお腹も空いてきたので、ハイストリートに戻ってランチしよう!
ということになり、再び道を北上しました。


つづく!














by ruki_fevrier | 2017-08-01 00:32 | | Trackback | Comments(0)


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