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染付誕生400年@根津美術館
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2017.2.17.

昼休みにお昼寝返上して根津美へ。
寄贈された山本コレクションを中心に染付の歴史400年を展観する展覧会。

日本で初めて磁器が作られたのは1600年初め。
最初は中国の図柄を真似て作られていたものが、
次第に日本独自の図案を編み出すようになり、
余白のあるデザインが生まれたのだそうです。

そして青磁や色絵も作らるようになり、
独特の赤で有名な柿右衛門等が
海外に輸出されヨーロッパで人気になる。
さらにヨーロッパの王侯貴族の趣味に合わせて
豪華な金襴手を施したものが作られるようになった。
そんな時系列の展示でした。
磁器生産の発展過程が見れて面白かった。

金襴手、豪華だったなぁ。
小皿でいいから欲しいかも。
でも普段使いなら「色絵唐花繋文六角皿」と「薄瑠璃釉染付牡丹唐草文小鉢」が
欲しいなぁと思った器w



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これは一番最初に展示されていた「染付鷺矢羽根文皿」。
日本で初めて磁器が作られた頃のもの。
愛嬌のある鷺が描かれている。
このお皿、真っ二つに割れているのだが丁寧に金継されている。
さらには焼けた跡があるので火事にも遭ったようだ。
それでも400年近く、何人もの人の手を経て現代に伝わっている。

このお皿を手に取った人はもうこの世にはいないのだけど、
この鷺を慈しんだ多くの人が存在したことを実感できるお皿でした。
だって多くの人の努力がなければこのお皿、絶対今に伝わってないよね。
すごいなぁ。
時代を越えて愛されている鷺のお皿が一番心に残りました。











by ruki_fevrier | 2017-02-23 00:20 | 日々 | Trackback | Comments(0)
世界遺産 ラスコー展@国立科学博物館
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2017.1.27.

病院に行くため1日休みを取ったので、診察後いそいそと上野へ。
国立科学博物館で開催中の「世界遺産 ラスコー展に行きました。
科学博物館、たぶん子供の頃に学校の行事で行って以来だと思う。
しかもその時の記憶はほとんどないから感覚としては初めて入った感じ。

2万年前にフランス南西部の洞窟に描かれた約600頭の動物たち。
描いたのはクロマニヨン人と呼ばれる人類の祖先。
文字は残ってないので、なぜ、何のために描いたのかはわからない。
記録で辿れる人間の歴史なんてわずか数千年。
人類の歴史の大部分は未知の世界なんだなぁ。



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入ってすぐ、クロマニョン人の親子がいます。
DNAだか骨だかから復元された人体模型。
リアル過ぎてびっくり。しかも綺麗な顔してるし。



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次の部屋には1/10の洞窟の模型があります。
場所によってはとても狭かったり、反対に広大な空間が広がっていたり。
どちらにしてもそれほど描きやすい場所ではないはず。
それなのに、暗い洞窟にランプを持ち込んででも描いた理由は何なのだろう。






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by ruki_fevrier | 2017-02-18 23:30 | 日々 | Trackback | Comments(0)
あなたに続く森@POLA MUSEUM ANNEX
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昨日は久しぶりの平日休み。
病院と歯医者の予約の合間に銀座のPOLA MUSEUM ANNEXで開催中の
青木美歌さんの「あなたに続く森」展に行ってきました。

菌類やウィルスをモチーフにした透明なガラス作品で「生命の在りよう」を表現する展覧会。
無機質なガラスから生み出される有機的なオブジェが美しくてすっかり魅了されました。


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Genetic trip 2016

中央にあったインスタレーション。
金平糖が舞っているような空間。
でもタイトルからすると、これは細胞なのかしら。










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by ruki_fevrier | 2017-02-11 21:47 | 日々 | Trackback | Comments(2)
壽初春大歌舞伎
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先週日曜日の夜、母と歌舞伎を観に行きました。
久々の歌舞伎座~
実は新しくなってから初めて(^^;
知人から招待券をいただいたので、行ってきました。

まずは正面の唐破風を見上げる。
隈研吾設計による第五期歌舞伎座。
吉田五十八が設計した第四期の建築を踏襲しているので印象として違和感はない。
おぉ、歌舞伎座だわ~という感じ。



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お席は2階2列目のほぼど真ん中。
いいお席でした。
あとでお値段知ってびっくり。

演目は、
井伊大老
越後獅子
傾城
松浦の太鼓

一番楽しみにしていたのは玉三郎さまの傾城。
吉原一の遊女に扮した玉三郎さまが花魁道中からお座敷での踊りを披露します。
衣装は別の舞台のために作らせたもので、花魁道中では鳳凰を、
お座敷では孔雀をあしらったもので、豪華絢爛!!!
間夫(まぶ)と呼ばれる愛しい男を想いながらの舞は本当に美しかったです。

この傾城が一番のお目当てでしたが、一番期待していなかった井伊大老がまた良かった。
幸四郎演じる井伊直弼と玉三郎演じる側室お静の方のやりとりがとても切なかった。
直弼が部屋住みだった頃に夫婦となった二人だけど、番狂わせで藩主になったために側室になったお静。
旦那が出世したお陰で正室ではなくなり一緒に住めないって、、、切なすぎるー。
二人がしみじみと昔を懐かしむ会話を聞いて、思わず涙がホロリ。
斜め前のご婦人は号泣されてました。

松浦の太鼓は面白かった!
染五郎演じる松浦の殿様は、吉良邸のお隣に屋敷を構えており、
赤穂浪士の討ち入りを今か今かと待っている。
でもなかなか来ないので「何をやっているのだ!失望した!!」とブチ切れているところに
山鹿流の陣太鼓が聴こえ、討ち入りを悟るというもの。
松浦候がとっても愛嬌あって面白い。
討ち入りを心待ちにしているのだけど、それは公言できない。でも言いたい。
で、イライラしちゃう殿様。染五郎、上手いなぁ。
(母曰く、「踊りがいまいちなのがねぇ・・・」だそうw)
討ち入りの報告にくる大高源吾は愛之助が演じているのだけど、
この人、こんなにかっこよかったっけ?と驚いた。舞台映えするお顔なのね。


泣いて笑ってうっとりした新春大歌舞伎でした♪





by ruki_fevrier | 2017-01-24 23:30 | 日々 | Trackback | Comments(0)
クラーナハ展@国立西洋美術館

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前回記事のライブの前に、西美で開催中の『クラーナハ展』に行きました。
会期はまだまだありますが、混む前にゆっくり見たかったのです。

一番見たかったのは、この『ヴィーナス』。
クラーナハと言えば、この妖しい雰囲気たっぷりの裸体画。
これでヴィーナスって言われてもねぇ、みたいな絵なのですが、私はこの絵がすごく好き。
ヌメ~っとしてて白く輝く肌、少女のような上半身、そして妖しげなポーズ。
アングルが描く完璧な体を持つヴィーナスとは違い、アンバランスな裸体のヴィーナスなのだけど、
なぜか目が離せなくなる。
いつか見たいと思っていた絵なので、実物が見れて感激でした。




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日本初のクラーナハ回顧展だそうです。
昔は、ルーカス・クラナッハって言ってたと思うのですが、今はルカス・クラーナハなのね。

彼を初めて知ったのは、たぶん教科書だと思います。
一番昔から知っている絵は、このナショナル・ギャラリー所有のヴィーナスとキューピッドを描いたもの。
(これは今回展示されていません)
正直、初めて見た時は、なんで帽子を被って裸なの?とものすごい違和感を感じました。
これでヴィーナスなの???とも。

ただ、あちこちの美術館で彼の絵を見ているうちに、なんだか好きになっちゃった画家です。
この妖しいエロティシズムにすっかりやられてしまいました。

彼がマルティン・ルターと親しかったと知って、あんな堅物そうなルターと仲いいのに、
どうしてこんなエロい絵を描いているのかしら、と不思議でした。
この回顧展で、なるほどと納得。
宗教改革によって宗教画の重要が減ったことでオランダの画家が風俗画を描くようになったように、
クラーナハは裸体画を描いて稼いだんだなぁと。



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この『ユディト』も素晴らしかった!
修復がされたため、絵が当時の色彩を取り戻し明るく、ユディトの髪は輝くようです。
細かく描かれた金髪や装飾品にうっとり…
この冷たい微笑はまさにクラーナハ。知的なユディトはかなり好みです。
隣に展示されていた『サロメ』は同じように盆の上にヨハネの首を持つ構図ですが、とてもアホぽいお顔でした。
能天気娘、という感じw
まぁ、ね、サロメですもんね…
ただ、彼女の髪飾りはすごく繊細で可愛いくて、そこだけ魅入ってしまいました。



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この『聖ヒエロニムス』、頭でっかちで可愛い。
ライオンも愛嬌のある顔をしています。
座り方も可愛いし。
棘を取っているというより、肉球を揉み揉みしているように見えるのは私だけ?(笑)

クラーナハというとクールな裸婦像かルターの肖像画というイメージしかありませんでしたが、
カトリック教会の注文に応えて清楚な聖母子などを見て、本当に商才のある画家だったのだと思いました。
ヴィッテンベグルクで大工房を経営し、活版印刷業なども行っていたのだそうです。
この展覧会でクラーナハの画業の流れを知ることが出来て良かったです。








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by ruki_fevrier | 2016-12-13 00:49 | 日々 | Trackback | Comments(2)
久々の引きこもり休日
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2週間ぶりに何も予定がない休日。
天気もイマイチなので、家でのーんびりしました。

先々週の金曜日から2泊3日で二度目の台湾旅へ。
帰国して、23日にはクリスマスプディングレッスン、
26日はロースイーツレッスンと出ずっぱり。
今朝は目覚ましをかけずに思う存分寝たのでやっと復活しました。






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by ruki_fevrier | 2016-11-27 23:58 | 日々 | Trackback | Comments(0)
杉本博司 ロスト・ヒューマン@東京都写真美術館
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庭美の後、閉館時間に間に合いそうだったので歩いて東京都写真美術館へ。
杉本博司 ロスト・ヒューマン」展、随分前に知って気になっていました。
だがしかーし、あっという間に会期終了まで残り2日…
無理かなぁと思っていたけど、庭美から意外に近かったのでなんとか滑り込みました。
美術館に入る前に見た夕暮れ。綺麗でした~




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「杉本博司 ロスト・ヒューマン」
リニューアルオープンと開館20周年を記念して開催された展覧会です。
「人類と文明の終焉」がテーマ。
三部構成で、第一部は「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」。
「理想主義者」「政治家」など、33の視点から見た人類終焉の物語が、
「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」で始まるテキストと
古物や化石などの歴史的遺物で表現されています。

中には「国土交通省都市計画担当官」や「バービーちゃん」なんていうのもある。
前者のストーリーでは、「人口減少によって近代都市の象徴である高層ビルや高速道路網などの
維持管理が不可能になり、それらは劣化し崩落し始め、近代遺跡になってしまった。
そして、かつて古代ローマの遺跡の上に中世の人々が暮らしたように、
それら近代遺跡の上に人々が暮らしている」という未来が語られている。
高速道路のトンネルでの天井落下事故などを思い浮かべ、さもありなん、と思ってしまった。

こんな感じで、そんな未来が待っているかもしれないと思わせる33の終焉ストーリーが展開する。
面白かったけど、さすがに最後は気分が欝々としました。(笑)




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第二部は《廃墟劇場》。
アメリカの廃墟となったシアターを巡り、スクリーンを張り直して映画を投影。
映画一本分の光量の長時間露光で撮影した作品。

素晴らしかったです!

シアターそれぞれのストーリーは一切示されていないが、
豪華な室内装飾の残骸を見てかつての栄華を感じ、
そこに集った人々の息遣いを感じ、
そして朽ちていく現在の姿にそれまでに積みあがった時間を感じる。
なんとも雄弁な写真群だった。

↑これはKenoshaというウィスコンシン州の町にあるシアター。
スクリーンサイドの透かし彫りのような装飾が美しくて、いつまでも見入ってしまった。
このシアターが一番美しくて好き。




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これはデトロイトのシアター。
これも豪華だよなぁ…
当時の人たちがこのシアターで何を見たのかしらないけれど、
豪華な劇場で、何かに熱狂し、この世の春と思ったことだろう。

第三部は《仏の海》という三十三間堂の千手観音の画像と一基の仏塔が並ぶインスタレーション。
この世の終わりを見た後に現れる千手観音。
未来は絶望しか待ってないんじゃないか、という気分が少し救われました。
やっぱり仏像って癒される・・・


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駆け足で回った展覧会だったけど、すごく集中して見たので長い時間いたような気分。
もっと早く行けばよかったなぁ・・・
空いている時に、じっくり見たかった。
まぁ、でも、見れただけよかった。
私にしては珍しく現代アートを梯子。
しかも両方とも死や喪失を感じさせる展覧会だった。
特に考えずに梯子したのだけど、見えない手に導かれていた気分。ふふ。








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by ruki_fevrier | 2016-11-16 23:58 | 日々 | Trackback | Comments(0)
クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち@東京都庭園美術館
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先週土曜日、友達に誘われて東京都庭園美術館で開催の「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」展に行ってきました。

大好きな旧朝香宮邸、久々~~~!!
小春日和で気持ち良い中、お散歩気分で行ってきました。



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だがしかし、ボルタンスキー!?という私。(^^;
現代アートは本当に苦手なのです。
友達は画集を持っているほど好きらしい。
そ、そうなんだ…

一階は音声によるインスタレーション《さざめく亡霊たち》。
最初は突然人の話し声が聞こえてびっくりしました。
2階では代表作《影の劇場》や《心臓音》。
前者はあまりに直接的な表現でかなりドキッとした。
後者は豊島でのインスタレーションで、心臓の鼓動と呼応し赤い照明がフラッシュする。

新館の《眼差し》では何十枚もの目元をプリントされた薄布を巡る。
そして《アニミタス》と《ささやきの森》では、
チリの砂漠と豊島の森に設置された風鈴の音色が、その映像と共に流れる。
スクリーンの前に置かれた草の香りで、まるで草原にいるように嗅覚が刺激されます。
最後の風鈴のインスタレーションが好き。
チリの風鈴は、そのまま風化するよう置かれているらしい。
砂漠を渡る風に吹かれて誰にも聴かれずに朽ちてゆく何百という風鈴。
この地上のどこかにそんな場所があるのだなぁと思いながら映像を眺めました。

アニミタスとは「小さな魂」という意味だそうです。
ボルタンスキーは「チリの人にとってアニミタスとは死者に対する思い出である」
とインタビューで言っています。↓
どれも死やあの世、彼岸を感じさせる作品で、
ホロコーストという歴史的トラウマを持つ彼の背景を知ってなるほどと思いました。
まあ、なかなか理解するのは難しい作品なのですが、とりあえず彼の世界観を感じことは出来たかな。











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by ruki_fevrier | 2016-11-14 23:58 | 日々 | Trackback | Comments(0)
スティグ・リンドベリ展@西武ギャラリー
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池袋西武で開催中のスティグ・リンドベリ展に行ってきました。
Fukuyaさんに招待券をいただいたのです♪
本日最終日でした。滑り込み~~~。
それにしても、会期11日は短すぎる…



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絵付けする若き日のリンドベリ。



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西武の包装紙の原画。

リンドベリは1959年に西武の包装紙をデザインしたのだそう。
1959年!!びっくり。
そんな昔に…

修正をした部分がはっきりわかる原画。
リンドベリのペン運びを感じられます。


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これが出来上がった包装紙。
赤い色が可愛い。

しかし1959年にこの包装紙を作ってたなんて、
西武百貨店、攻めてたのね。








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by ruki_fevrier | 2016-10-30 23:59 | 日々 | Trackback | Comments(0)
キリスト教美術をたのしむ17 旧約編「旧約聖書の女性たち」
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8月の最後の金曜日、定時を少し早めに上がり、金沢百枝先生の「キリスト教美術をたのしむ」
という講座を受けに行きました。
場所は池袋の自由学園明日館。
フランク・ロイド・ライトの設計です。
一度見たいと思っていた建築物なので嬉しい。



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この講座、既に17回目。
気になりつつも参加できずにいましたが、この日が旧約編最後の回と知って、
直前に予約して参加しました。

旧約編の〆であるこの日は、聖書に出てくる女性たちをピックアップ。

ルツ
ユディト
エステル
スザンナ
の4人。

それぞれ、
ルツ記
ユディト記
エステル記
ダニエル記
に書かれています。

ただし、プロテスタントではユディトとスザンナは正典とは認められていないらしい。






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by ruki_fevrier | 2016-09-10 23:58 | 日々 | Trackback | Comments(0)