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礒江毅=グスタボ・イソエ展@練馬区立美術館
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土曜日、同窓会の前に練馬区立美術館で開催の「礒江毅=グスタボ・イソエ」展へ。
この画家のことは全く知らなくて、つい最近、テレビで(多分NHKのアートシーン)で知ったばかり。

まるで写真のようだけど、間違いなく描かれたもの。
これは絶対に実物を見なければ!と思い、行ってきました。


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礒江毅はスペインで活躍したリアリズムの画家で、2007年に急逝。
死後、初めての回顧展だそうで、彼の代表作約80点が集められていました。

最初、1階の展示室を巡っている時は、カラーよりもモノトーンの絵に惹かれました。
絵の前に立つと、なぜか自分とその絵の空間が繋がっているように感じ、その場に立っているような感覚を覚えます。

新聞紙にくるまれた野菜の連作や、棚の上の杯や果物を描いた静物画にも魅了されました。

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by ruki_fevrier | 2011-07-31 21:37 | 日々 | Trackback | Comments(8)
ラファエル前派からウィリアム・モリスへ@目黒区美術館
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今週月曜日、五十嵐太郎さんのツイートで知った「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展。
調べたら木曜まで!ひーっ、行けない!!
と嘆いていたら、隣でアシスタントが囁く。

「どうせ水曜日歯医者で早退するんですから、ついでに行っちゃえばいいんじゃないですか?」

そーね、そーね!
いつも「お先に・・・オホホホ」と笑ってごまかしつつ歯医者に向かっているのだけど、堂々と半休取ればいいんじゃん!

というわけで、半休取って行ってきました。懐かしの目黒。
高校生時代、週1回、目黒のヤマハまでエレクトーンのお稽古に通ってました。
部活終わってそのまま電車に乗り、2時間かけて。
時には竹刀担いで行ってましたねー。
おぉ、権之助坂商店街に大鳥前商店街・・・懐かし~、と呟きつつ向かいました。

14~15世紀の絵画しか興味が無いので、あまりよく知らないラファエル前派。
2008年のミレイ展に行った時も、ラファエル前派の画家としてのミレイより、「オフィーリア」の作者としてのミレイを見に行ったくらい。
ラファエル前派の画家としては全然意識していませんでした。

ミレイ、ラスキン、ハント、ロセッティ・・・個別ではなく、このように全体を俯瞰するような展覧会は珍しいのだとか。
芸術家と職人が分離していない「中世」を理想に掲げたラファエル前派と、美術と工芸の融合を目指したモリスのアーツ・アンド・クラフトまでの流れを展観する展覧会。
すごーく面白かったです。知識が欠落しているところをが埋まっていく感じ。

備忘録
by ruki_fevrier | 2011-07-13 23:59 | 日々 | Trackback | Comments(4)
肥前磁器の華展@根津美術館
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今日まで開催だった、根津美術館のコレクション展「肥前磁器の華 伊万里・柿右衛門・鍋島」。
まだまだ日にちあるし、と思っていたら、既に最終週。
慌てて水曜日の昼休みに行ってきました。
時間が無いけどオーディオガイドを借りて。

17世紀に肥前で初めて磁器が作られた頃の、大きな染付のお皿からスタート。
まだ真っ白ではなく、少し灰色がかっていた日本製磁器が、徐々に白くなり綺麗な白磁になっていく。
そして染付だけでなく色絵も作られるようになり、柿右衛門や鍋島等独特な絵柄の器が出てくる。
また、白磁だけなく青磁も作られるようになる。
形もただ丸いだけでなく、凝った形の器も作られるようになる。
そして18世紀には日本製の磁器がヨーロッパに輸出されるようになり、脚付きのお皿など輸出先に合わせた器が作られるようになった。
最後のコーナーは、当時のヨーロッパの人々が大広間の壁一面大皿等を並べた室内装飾を再現していて、直径50センチ以上ある大皿や大きな壺が並んでました。
駆け足だったけど、日本の磁器の変遷が見れて面白かったです。

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by ruki_fevrier | 2011-07-03 22:21 | 日々 | Trackback | Comments(4)
花の画家 ルドゥーテ『美花選』展
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ほぼ平熱に戻り、すこぶる体調の良さを実感した昨日。
スタッフが「昨日とは顔色が違う」と言うくらい、すんごい勢いで復活したんです。
で、元気なると出かけたくなるどうしようない性分で・・・(^^;

1時間ほど残業した後、Bunkamuraで開催中の「花の画家 ルドゥーテ『美花選』展」に行ってきました。
『美花選』とは、ルドゥーテが晩年に出版した版画集で、彼の植物画家としての人生の集大成のような作品。
『美花選』を中心に彼が描いた様々な植物の版画と、数点の原画、合計200枚を超す作品が展示されています。

薔薇好きじゃなくてもどこかで彼の作品を目にしたことがあるのではないか、と思うくらいボタニカルアートの世界では有名な彼の絵。
もちろん薔薇も素晴らしいのですが、今回特に惹かれたのは彼が描く緑の深さ。
『フランス喬木灌木図譜』からの版画は、どれも緑が瑞々しく、色も深く、見ているだけで眼が潤う気がする作品でした。
高知県立牧野植物園所蔵だそうです。

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by ruki_fevrier | 2011-06-25 16:24 | 日々 | Trackback | Comments(10)
森と芸術@東京都庭園美術館
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昨日、みーちゃんと別れた後、東京駅南口から都バスに乗って向かったのは東京都庭園美術館
7/3まで開催の「森と芸術」展。
レンブラント、写楽、そしてこの「森と芸術」展が、今月どうしても見たかった展覧会です。

人間の森への郷愁を、絵画、器、写真、絵本等で辿ります。
フランス文学者巌谷國士氏監修です。
巌谷氏と言えば、渋澤龍彦ですよねー。
まともに読んだのは数冊だけど、彼の妖しい世界には子供のころから惹かれていました。


人は昔から「楽園」に憧れ、それを森に投影してきた。
第1章「森とは何か―楽園としての森」は、そんな楽園信仰の絵画が油彩画だけでなく挿絵なども一緒に展示されています。
「楽園の絵」で私がまず思い浮かべるのは、アンリ・ルソーのジャングル。
うふふ。ありました。以前、箱根のポーラ美術館で見たアンリ・ルソーの「エデンの園のエヴァ」。
月夜のジャングルに浮かぶエヴァの裸体。月光を浴びて浮かび上がる植物の輪郭。
あぁ、ルソー、好きだわ~。

備忘録
by ruki_fevrier | 2011-06-13 23:10 | 日々 | Trackback | Comments(8)
写楽展
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昨日、整体が4時半に終わったので「なんとか行ける!」と上野にすっ飛んで行って見てきました、「写楽展」
本当は平日に休みを取ってゆっくり見に行きたいところですが、金曜日に当分仕事がめちゃ大変になることが分かったため、「なんとしても今日行かねば!」と。

それほど浮世絵が好きなわけでも、写楽が好きなわけでもありません。
ただ、彼の現存する146点の作品中、142点が集まるこの展覧会。
これだけの作品が一堂に会することはもう無いのでは、というのと、レンブラントの時と同じく、版が異なるものや保存の状態が異なるものを並列する、など色々比較出来る展示のようなので興味を持ちました。

それにしても、閉館1時間前だというのにすごい人でした。さすが土曜日。
版画なので近くに寄って見ないと意味が無いのですが、とても寄れない・・・
とりあえず、音声ガイドがあるものだけ最後まで見て、残り30分でまた最初に戻りました。
そしたら第一会場の絵の前はガラガラ。(笑)
やっぱり入場を締めた後が狙い目ですね。
お陰で、じっくり絵が見れた、とは言えないけれど、1時間の割にはちゃんと見れたと思います。

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by ruki_fevrier | 2011-06-05 22:56 | 日々 | Trackback | Comments(2)
「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展
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父と上野の国立西洋美術館へ。
ちょっと早いけど、「父の日」ということでレンブラント展にご招待。ランチ、オーディオガイド、図録付で。

レンブラント展と言っても、今回は版画が主で、油絵はほんの一部。
母を連れていったら絶対途中で離脱していたであろう内容。
もともと17世紀以降の絵画にあまり興味が無いし、ましてや版画なんてそれほど積極的に見たいと思ったことが無いので全然期待していなかった。
が、しかし、これがすごく良かった!
モノクロで、しかも銅板を削って絵を描くという制約の中で、これほど表現が多彩な作品が出来るのかとびっくり。
あんなにたくさんの版画を、真剣に集中して見たのは初めて。


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と、言いつつも、お気に入りはレンブラントじゃなくてボルスウェルトという人の「月明かりの風景」。
しかもルーベンスの油絵が基の版画。ルーベンスも実は苦手。
月明かりが川面に反射し、とても静かな夜の光景が広がっている。

レンブラントは紙にとてもこだわったようで、和紙を好んで使っていた。
和紙と洋紙では仕上がりが全然違う。両方が展示されている作品がいくつもあり、それぞれ異なる雰囲気を楽しむことが出来た。
和紙だと陰影が強調され、絵が柔らかく見える。洋紙だと線の強さが強調され、とてもはっきりとした絵になる。
私は和紙で刷られた方が好きだなぁ。

また、彼は、原版に修正を加えて行くため、いくつもの版のバリエーショが存在する。
普通はやらないことらしい。
なので19世紀のレンブラント研究では、そのバリエーションも研究対象となった。

展示最後の2作は、それぞれ異なる版、異なる紙で刷られたものが複数枚並び、版を重ねるごとにどのように絵が変わって行ったか見れて面白い。
最後の版だと群衆がごっそり消えていたり・・・窓が変わっていたり・・・
レンブラントは研究熱心なおじさんだったということが良く分かる展示会でした。

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by ruki_fevrier | 2011-05-28 23:47 | 日々 | Trackback | Comments(2)
国宝 燕子花図屏風 2011
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オフィスから徒歩2分にも関わらず、初めて訪れた根津美術館
本当は行く予定では全くなかったのですが、今日はたまたまお弁当を持ってきそびれて、「じゃあランチを兼ねて行ってみようか」とぷらっと出かけました。


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竹を使ったアプローチ。
隈研吾設計の根津美術館。
彼のデザインは繊細で、モダンなんだけど無機質じゃないところが好き。
いつか銀山温泉の藤屋に泊まってみたい。

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by ruki_fevrier | 2011-05-10 23:39 | 日々 | Trackback | Comments(8)
フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展
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胃カメラ検査の昨日、有休を取った理由はフェルメールの『地理学者』を見に行きたかったから。
休日なら激混み間違いなしのこの展覧会。見るなら絶対に平日に行きたかったので。

ま、はっきり言ってフェルメール以外は全く興味がなくて。(^^;
フランドル絵画ねぇ、、、と言う感じ。
この辺はあまり知識がないし、興味も無いのです。
大好きな額縁もプロテスタントらしく質素だし。

こういうのが好きだなぁと思ったのは、ヤン・ブリューゲル(子)の『楽園でのエヴァの創造』の手前に描かれた花。
↑絵ハガキだと薄っぺらい感じですが、実物はとても瑞々しく艶やかに描かれています。
白と黄色、2色のユリの花がすっごく美しい。
花の質感といい、揺れて咲く姿といい、油彩の描き方に合う花なんだなぁ。

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by ruki_fevrier | 2011-04-22 23:57 | 日々 | Trackback | Comments(8)
「絵画芸術」
d0165723_21334146.jpgこの3連休も引きこもり生活。
なんたって今月はNHKがイタリア月間とか言っちゃって、毎日イタリア関連の番組を放送するものだから、今まで録画したものを消化しないと容量が無くなる~~~という状況で。(^^;
見ずに消す、というのは避けたいので、頑張ってテレビを見る日々です。

そんな中、とても心に残った放送があったので備忘録としてアップ。

11/6の「美の巨人たち」(テレビ東京)でフェルメールの「絵画芸術」を取り上げていました。
フェルメール、彼は寡作の上、彼が己のことについて何も書き残していないので詳細が分からない謎の画家です。

私が彼の絵を初めて知ったのは、美術の教科書に載っていた「牛乳を注ぐ女」だと思います。
日常の何気ない一こまを切り取った静謐な絵。
絵画であるのに、注がれている牛乳の音が聞こえてきそうなくらいの写実性。
彼の絵は、風俗画であるにも関わらず、まるで教会の中のような静謐な空間が描かれており、絵の前に立つとその絵と自分は繋がっているような感覚に陥り、緊張する。
多分、絵に描かれているものが最小限に抑えられ、それゆえ主題に意識が集中するからなのだと思います。

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by ruki_fevrier | 2011-01-09 21:23 | 日々 | Trackback | Comments(2)