![]() Bunkamura ザ・ミュージアムで開催された白隠展。 最初、白隠展が開催されると聞いて、ものすっごくびっくりしました。 なぜ、白隠が?いつの間に、そんなメジャーになっていたのかしら、と。 私が白隠を初めて知ったのは、約20年前。 大学4年の時に学芸員の研修でお世話になった美術館で出会いました。 そこは東洋美術を集めた小さな私立の美術館で、白隠の書や禅画の展覧会もよく開催していました。 しかし、その頃、一般にはあまり知られていなかったので、私の中ではとてもマイナーな方だと思っていたのです。 なので、本当にびっくりしました。 私にとっては懐かしい白隠の○や、書、達磨や観音様に再会しに行く展覧会でした。 ![]() ユーモラスな顔が特徴の白隠の達磨も好きだけど、穏やかな顔の白隠の観音様が特に好き。 この「蓮池観音」、蓮を愛でる観音様は、とても優美。 蓮も色鮮やかで、私もこんな風に蓮を眺めてボーっとしたいなぁ、と思いつつ鑑賞。 ![]() お久しぶり、の「すたすた坊主」。 人々の福を願って代参するすたすた坊主。 布袋さんをすたすた坊主にしてしまう、白隠のユーモア。 展覧会ページの一番下を、このすたすた坊主が動いているのですが、それがとっても可愛い! 私の美術史の師匠は、白隠にとても詳しい方でした。 しかし、その頃の私は日本画には全く興味がなくて・・・ ホント、節穴だらけの私の両目です。 図録を見たら、山下先生の文に師匠の名前があり、おぉ、と。 誰も白隠に注目していなかった頃、「本物も偽物も何百って見たわ」と仰っていた師匠を思い出しました。 ひととき20年前にタイムスリップした白隠展でした。
by ruki_fevrier
| 2013-04-07 19:32
| 美
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