ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館
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コロナで開催が見合わせになっていたロンドン・ナショナル・ギャラリー展。
法隆寺展のように中止なのでは、と心配していましたが、会期を変更して開催。
嬉しかった~!!


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来日している絵はほとんど見たことのある絵ばかりでしたが、
実はゴッホのひまわりはちゃんと見たことがありませんでした。
なぜなら、印象派の部屋はいつも大人気=激混み。
一番人気のゴッホの周りはいつも人だかりだし、記念写真を撮ってる人もいるし、
で近寄れない(笑)

今回は予約制ということもあり、少し待てば間近でじっくり見ることが出来ました。
もーーー、素晴らしかった!!
これは一番人気になるわけだ。
熱い思いをぶつけるように描いているように見えて、
冷静に構成を考えて描かれている。
画面を区切るブルーのラインには悶絶です。
は~、ゴッホってホント天才。










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大好きなクリヴェッリの受胎告知も来ていました。
ナショナルギャラリーの照明はとても明るいので、
西美の暗い照明の中で見るととても新鮮でした。



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西美の常設にもクリヴェッリがあります。
聖アウグスティヌス、彼らしくちょっと悪人顔です(笑)



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イギリス人はスペイン絵画が好きだったようで、たくさん収蔵しているのだそうです。
ムリーリョの洗礼者聖ヨハネ。
可愛いーーー!!
彼の子供の絵は本当に愛らしい。

しばらくロンドンには行けそうにない身としては、たまらない展覧会でした。
会期終了までにもう一度くらい行こうかな。
夕方の空いていそうな時間帯を狙って。

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常設ももちろん見て帰りました。



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西美で一番好きかもしれないテニールスの聖アントニウスの誘惑。
修行中のアントニウスを襲う様々な誘惑、多くの人が描いていますが、
この絵のお祭り騒ぎな雰囲気が好き。



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魚の魔物に乗ってやり合ってる異形のものたち。
この浮遊感、たまりません~
楽しすぎる。
いつまでも見ていられます。


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ルノワールの描く女性像はちょっと苦手なのですが、
彼の描く風景画は好きです。
ルノワールの『木かげ』


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モネの『黄色いアイリス』



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美しい、としか言いようがない。
いくつも重ねられた色が本当に美しい。



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東博も寄ろうかなと思っていたけれど、さすがに疲れてここで終了。
この日、一万歩以上歩いていました。
出勤していた頃は毎日6000歩は歩いていましたが、在宅に今はほぼ歩かない生活。
まずいなーと思ってたけど、なかなか仕事が終わってから外に出ることは出来ず…
美術館巡りは私にとっては運動なのだわ~
健康のために美術館に行こう!と思ったのでした。












by ruki_fevrier | 2020-08-31 23:57 | | Trackback | Comments(6)
Commented by kazgarden2 at 2020-09-01 04:39
色々なものが簡単に「見られる」時代にはなったけれど、やっぱり実際に見るのって全然違いますよね~! その本当のよさってやっぱり自分の目で見る・感じるのが一番なんですよね~。教科書の中の絵は興味がわかないのに、実際に見ると「こんなにすごかったの!?」なんて体験が随分あります。ゴッホ、いいですよね~!つい先日メトロポリタン美術館の入館が可能になったのがニュースに取り上げられていました。入れる人の数には制限がありますが、一歩前進感があります。もちろん油断はできませんが! 美しいものを見るのって人間にとってすごく必要なことですよね!行けてよかったですね! ところでモネ、大好きなんです! 好きな絵を一枚なんでもどうぞって言われたら迷わずモネです。あ、今日の主役はゴッホさんでしたね。失礼いたしました~!(爆)
Commented by ruki_fevrier at 2020-09-01 23:25
> kazさん

こんばんは!やっぱり実物の威力は凄まじいですね。それほどゴッホ好きではなくても、
「ゴッホ、天才!!」と感激します(笑)フェルメールの真珠の耳飾りの少女も、それほど
期待せずに見に行きましたが、実物は世界中の人を魅了するわけだ!と思うオーラに溢れていました。
メトロポリタン美術館の再開、嬉しいですねー!次はいつ行けるか分からないけれど、
いつかもう一度行きたいです。
油断できないのは東京も同じです。昨日少なかったので、お、収束か?と思いましたが、
今日また増えてて…全然予断許さない状況だなと思います。

ふふふ、kazさんのモネ好きは存知ていますよー!西美、モネのいい絵があるんです。
今回は展示されていませんでしたが、2番目に好きなアイリスがあったので、それを撮ってきました。
は~、モネの庭もいつかまた行きたい!!
旅行解禁になったらどこでも飛んでいけるよう資金を貯めねばです(笑)
Commented by yukinko_d at 2020-09-03 19:38 x
日時予約制で美術館巡りに制約がでてしまったけれど、間近でゆっくり観られるのは鑑賞側としては凄くいいですよね。普通だったら人だかりで遠目で諦めることもありますし。。

テニールスの聖アントニウス、わたしも好きでいつもくすっと笑いながら観ています(アヤシい。。)

毎回、気になる絵が違うんですよね・・・。
わたしは今回、ポール・ランソンの「ジギタリス」の色使い、ジギタリスのカーブが気になって写真におさめてきました。
Commented by desire_san at 2020-09-04 14:30
  
こんにちは。
私も ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見ましたので、楽しくブログを拝見しました。
この美術展で、日本ではめったに見られないウッチェロやティツィアーノなどの絵画を見ることができてよかったです。また、フェルメールの人物の仕種、表情を極力抑制し、画面に絵画的美意識以外の余計な意味を持たせ、光が凝集して強い光の明部を眩いほど輝かせ、筆使い遣いが聞こえてきそうな繊細な表現に魅せられました。
アングルの珍しい神話画、赤、黄の暖色系を中心とした光を絶妙に使ったターナーの作品、ゴッホが「ひまわりは私のものです」と称したゴッホの心象が感じられる「ひまわり」などが強く心に残りました。

私はロンドン・ナショナル・ギャラリー展見て、絵画の中身と魅力を広い視点でほけ下げてレポートしてみました。ぜひ一度目を通していただきお役に立てることを願っています。ご感想・ご意見などありましたら、ブログにコメント頂けると感謝いたします。

Commented by ruki_fevrier at 2020-09-05 01:37
> yukiちゃん

おおー、ブログも見てくれたなんて感激!
細々続けております・・・(笑)

そう、フラッと行くことが難しくなったけど、適正な人数で見られてると言うのはいいですね。
以前から、大英博物館のように予約制にしたら並んで待つというのも無くていいのにな、と思っていたので。

ねー!聖アントニウスの誘惑、いいよね!!北方ルネサンス好きにはたまりません。
私はやっぱり15~6世紀の絵が好きなんだなぁ。
yukiちゃん、ナビ派が気になるって通だわね。優しい色合いがyukiちゃんにぴったりだ~
誰かと一緒に絵を見るのすら難しくなっちゃったけど、こうしてネットで絵の話を出来るっていいですね~
ゴッホね、yukiちゃんが好きというまでそれほど興味なかったの(爆)
でもオランダに行った時にゴッホ美術館に行って、偉大さが分かったわ。
yukiちゃんが好きって言わなかったら行こうと思わなかったかもなの。ありがとう。
Commented by ruki_fevrier at 2020-09-05 01:46
> desire_sanさん

こんばんは。コメントありがとうございます。
日本ではなかなか見ることのできない作家の作品が来ていますね。
ゴッホにターナーにフェルメール、クリヴェッリ、レンブラント、、、こんなに長期間来て大丈夫なのかと心配していまいます(笑)
desireさんの詳しい解説を拝見しに後ほど伺いますね。


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